立ち読み本屋

毎週火曜日と木曜日に書評や雑記の記事を投稿するブログ

【書評/感想】【アウトプット大全】知ってつもりで忘れていたアウトプット(output)方法

 

 

 

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著者・書籍情報

 

著者:樺沢紫苑(かばさわし しおん)

精神科医、作家

1965年、札幌生まれ。1991年、札幌医科大学医学部卒。

2004年からシカゴのイリノイ大学に3年間留学。帰国後、樺沢心理学研究所を設立。

「情報発信を通してメンタル疾患、自殺を予防する」をビジョンとし、累計40万人以上に精神医学や心理学、脳科学の知識・情報をわかりやすく伝える、「日本一アウトプットする精神科医」として活動している。

 著書に「読んだ忘れない読書術」「インプット大全」などがある。

 

 書籍【アウトプット大全】

 発売日2018/8/3

 

 アウトプットとはどのような事なのかを述べながら、いくつかの章に分かれアウトプットに関する実践的なアプローチをしている。

 

 

どんな人にお勧めか?

 

 「せっかく覚えたのに全然記憶に残らない!」

 「アウトプットが大事と言っても具体的どうすればいいの?」

 と考えている人にはオススメだ。

 本書は、アウトプットに関してかなり幅広い手段と方法を提示してくれるので、自分に合うアウトプットのやり方を見つけられる可能性は十分にある。

 

2週間に3回の復習

 

 本の中で紹介される如何なる方法も、2週間に3回の復習を通して初めて脳に定着を促すことが出来るのだ。

 いわば、書籍の根幹と言える部分であろう。

 だからかなり早い段階で、復習についての話が登場する。

 私は、分散学習を中心的に行うので2週間に3回と言うわけではない。

 しかし、定期的に学んだ事を振り返るという点で考えた方が同じであるため、少し日々の学習に取り入れようと考えた。

 そしてここを蔑ろにしてしまえば、ハッキリ言ってどんなアウトプットも意味がないと考えてもらいたい。

 アウトプットの方法は違えど、復習が大切なのは学問における当たり前の部分だ。

 

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書き出す 

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 当然と言えば当然だが、人が一番覚えているのはインプットした直後。

 つまり、読書なら読み終わってすぐのことだ。

 ここから、人は時間を追うごとに忘れて行く。ならば、それをノートに記録してしまえばいいではないか。

 書くという動作は、単に脳に存在する「意味記憶」を「運動性記憶」に昇華してくれる。

 ここいら辺は、本の中で具体的な説明が述べられていた。

 私は本を読み終わった直後に、よくノートに思い出せる範囲で書き出して寝る生活を送っている。

 ノートを書くのは非常に有効だ。

 しかも読書に限った話ではなく、映画でも良いし芸術鑑賞でもよい。

 なんならミュージカルを見た後でもいい。その時の記憶を紙に書いて保存しておくことで、忘れた頃に再度見直すことが可能になる。

 これは先に述べた、2週間に3回の話と関わってくる。

 定期的に自分が書いたノートを読みかえして、知識を定着させていくのだ。

 そして全体を通して見れば、インプット(読書)→アウトプット(ノートを書く)→読み返す(復習)の一連の動作であることが分かる。

 

メモを取る

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 メモを取る、べつに新しい事ではない。

 しかし、本を読んでいて共感できた大きなポイントでもある。

 と言うのも、日々生活をしてくなかで何の気なしに良いアイディアが閃く瞬間がある。

 しかし、それを放置すれば、いざ必要な瞬間になった時に何処へともなく消えてしまう。

 そんな経験はした事ないだろうか?

 多分大勢の人にあるのではないか。

 メモに書くということは、自分が思いついたアイディアをそのまま保存して置けるという事だ。

 このくらいなら誰でも思いつきそうだが、存外やっている人は少ない。

 なんなら私は微塵もやろうとすら思わなかった。

 しかし、試しに「これはよさげだな」と思った事を書いておくと、これがまた便利で仕方がない。

 無駄に覚えておく必要が無いし、使いたい時にはメモを見れば良いのでその分他の事に脳力を使える。

 これは是非とも有効活用していきたいものだ。

 ちなみに、スマホでメモをするよりも紙書い方がよいが、その理由は本のなかで語られている。

 

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30%のモノを完璧に仕上げる

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 多くの人は何かしらの制作・製作活動に携わった経験がないだろうか?

 それは、ブログでも良いし小説でも良い。現代で言えば、動画制作や映像編集でもよい。

 作る側としては、よいモノを作りたいと考えるのは至極当然のことだ。

 しかし、実際に作り始めると手が進まない進まない。

 それは、良いモノを作りたいという信念から来るプレッシャーのせいだ

 例えば小説程度と思って書いてみても、200文字くらいしか書けない経験をしたことないだろうか。

 誰にでも響く素晴らしい文章を書こうとして、全く物語が進まない。

 では、そんな状況をどう解決したらよいだろうか?

 まずは30%のモノを作る。

 もう少し砕いてい言えば、とりあえず初めから終わりまで作り、そのあと修正を掛ける。

 そこから誤字脱字はもちろんのこと、修正加筆を加えて文書のボリューム感を出していく。

 こうする事によって、全体としても出来のよいモノが作られる。

 なので、筆や作業が進まないのであればまずは一気に書き上げて見て、不要な部分をそぎ落とし追加していく方が早いだろう。

 重要なのは、最初から完璧なモノは作れないし、無駄に時間をかけたところで完成もしないという事を理解することだ。

 

ボーとする方が疲れる

 

 意外かもしれないが、ボーとしている状態はかなり脳が活発になっている。

 本書では、ワシントン大学の研究を挙げてボーとしている状態の人は脳が15倍も活発に活動していると話ていた。

 著名な作家たちも、シャワーを浴びたりトイレの中で重要なアイディアを閃くことが多い。

 それは、脳が特にする事がなくゆったりと落ち着いてボーとしている状態になっているからこそ成立するものだ。

 だから本来なら、意図的にボーとしている状態を作り出すのが最適だろう。

 しかし、世の中そう上手くは出来ていない。

 人間というのは元来退屈な状況が嫌いなのだ。

 インフルエンザで学校を休んで「ラッキー!」と思っていても、段々と家にいる生活に飽きがきて、学校に行きたいと懇願した。

 そんな経験はないだろうか。

 しかし、事実はボーしていた方が素晴らしいアイディアを思いつくと言っている。

 だから私達は出来るだけスマホを見ないでボーとする時間を作るべきなのだ。

 散歩でもいいだろう、何もせずに椅子に座っているいるのもの良いだろう。

 

本書を読んだ感想

 

 もちろん端から端まで全部素晴らしい訳ではない。

 主観的な部分があったり、その判断は大丈夫なのかと考える点もあった。

 そして、何より元から知っていることが、多い印象があった。

 だからと言って「俺は知識があるぜ」と言いたいわけではない。

 知っていたが忘れていたモノばかりで、新しい知識としては新鮮味が無かったと言えよう。

 逆に言えば、自分にとって有効になりそうな方法を再度提示してもらえたのは幸運と考えるべきか

 この著者の「インプット大全」も読んだが、あちらの方が色々と書いた気がした。

 こちらは、やはり売れている本というだけあって、読んで得した気分にはさせてくれるだろう。

 

終わりに

 

 ここまで、見てくださり本当に有難うございます。  よろしければ、「読者登録」や「はてなスター」等を付けてくださると嬉しいです!