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成功するなら選択肢は増やすのではなく、減らすが基本

 

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物事の9割は無駄

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 世の中には「90点ルール」言う、「最重要基準をひとつ用意し、その基準に従って様々な選択肢を100点満点で評価する」、面白い考え方があるのはご存じだろうか?

 90点未満の点数は全て0点と同じ扱いとし、不合格にする

 この90点ルールのメリットは、60~70点の「比較的悪くない選択」という、中途半端な選択肢すらも悩まず排除できる点だ。

 ひょっとすると、大抵の選択肢を切り捨てる行為に抵抗を覚える人もいるかもしれない。

 厳しい判断基準は「思わぬチャンス」ですら、不要なものとして切り捨ててしまう事も十分ある。

 がしかし、大抵の場合は「思わぬチャンス」よりも「招かれざる選択」の方が多いことも事実だ。

 例えば、「上司に言われたから」とか「誰かに頼まれたから」と言った、消極的な行動を取らないようにするには、90点ルールが最適だろう。

 実際、スタンフォード大学デザインスクールの採用面接に使われたり、イギリスの家具会社Vitsoeでも似たような厳格なルールを使用してる。

 さらに90点ルールに類似した法則で「スタージュンの法則」というものもある。

 これは「世の中の9割は価値が無いから、残り1割の価値あるモノを見極めよう」という、少々過激な考え方と思われるかもしれない法則だ。

 しかし、90点ルールもスタージュンの法則も、結局は「自分にとって一番大切なものを見極める」という部分で一致している。

 私がスタージュンの法則を知ったのは、1年くらい前の事だが、意外なところで類似性をもつ90点ルールと出会って非常に驚いた。

 なぜ、このような考え方が重要になってくるのかと言えば、SNSが発展している現代において「みんながやっているからやる」というのは危険な行為なのは明白。

 さらに今の時代、あらゆる人間の私生活が覗き見れる状況で、古めかしい基準を使っていたら、どうでもいい粗末な物事にまで手を出し、時間を消費する羽目になる。

 だから、そうならない為に自分が最も大切にしている価値を1つに絞って、それ以外を切り捨てる覚悟が必要だ。

 

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選択肢を手放すテクニック

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  人には一度所有してしまうと手放せなくなる「授かり効果」という、心理的バイアスが働く。

 このバイアスが厄介なのは品物だけでなく、行動についても当てはまるところだろう。

 例えば、自分がリーダーをつとめるプロジェクトが大した利益を出せていなくても、自分が主導しているだけで、なかなか手を引きたくないと感じてしまう。

 行動やプロジェクト、仕事が「自分のもの」と感じる場合、そこから離れる事はひどく難しくなる。

 さらに悪い知らせがある。

 「授かり効果」の他にも「現状維持バイアス」という厄介者もいる。

 「いつもやっているから」という理由でそれをやめられない傾向を、「現状維持バイアス」と呼ぶ。

 今の会社でも、10年前と10年後も何一つ変わらない企業が多数存在するのだが、世の中の情勢や技術は急激に変化しているので、いつまでも古臭い習慣に囚われているのは危険だ。

 そうならない為のテクニックをいくつか紹介しようと思うので、気になる人は使って見て欲しい。

  • 「持っていないふりをする」

 心理学者のトム・スタッフォードは、授かり効果に対する強力な対抗策を紹介している。

 それは「まだこれを持っていないとしたら、手に入れるのにいくら払うか?」と考える事だ。

 例えば思わぬチャンスが舞い込んできた時、「このチャンスを逃したらどうなるか?」ではなく、「もし同じチャンスを自力で手に入れるとしたら、どれだけのコストが払えるか?」と考える。

 仕事のプロジェクトなら、「もしこのプロジェクトに参加していないとしたら、参加するために何かしらの犠牲を払えるか?」と考える。

 これだけでも、冷静な判断が可能になるのだ。

  • 「ゼロベースで考える」

 会社や部門は予算を立てるとき、前年度の実績をもとにして考える。

 だが、前年度の予算を無視して、ゼロから考えるという方法もある。これを「ゼロベース予算という。

 手間のかかるやり方だが、メリットも大きい。現状に囚われず効率的なリソース分配ができるし、業務の非効率な点も見えてくるし、各部門の予算利用目的を明確に意識できる。

 私生活に当てはめるのなら、今の時間の使い方をいったん忘れて、何の予定もない状態にする。そして、今日やるべきことをゼロから考えてみるのだ。

 そして、ただ惰性で続けている事は、すぐに止めるべきだ。

  • 「何かを言う前に5秒待つ」

 どうでも良い約束をしない為には、何かを言う前に5秒だけ待つといい。

 非常に明快で、難し事は何もない。

 5秒待つだけでも反射的に「イエス」と言う代わりに、「これは本当に重要か?」と考えるだけでも、あとで後悔することを避けられる。

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意味の無い努力を辞める

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  人はどの努力が成果を生み、どの努力が成果を生まないかについて、注意を余り払わない事が多い。

 あるいはそれを意識していても、「努力が足りない」と感じて時間ばかり増やす傾向にある。

 企業でも、売り上げを伸ばす為に営業人員を増やし、商品を良くする為に開発者を増やす。

 企業では成り立つ行動かもしれないが、個人レベルで行うには非効率は行動なのは間違いない。

 本来は何かを「増やす」よりも「減らす」ことを意識した方が賢明だ。

 それを見極める為に3つの方法を提示する。上から順番に使っていけば、自分の人生にとって何が重要なのかを明確にする手助けとなるだろう。

  • 「めざす場所を明確にする」

 当然、めざす成果が明確でなければ、何をすべきかは分からない。最終的にどのような状態であるべきかが分からなければ、そこまでの道筋も見えてこない。

 だから自分自身に「最終的にどこへたどり着きたいのか?」と自問自答する必要がある。

 まずは、自分の辿り着く場所を一個に絞っておくことが大事だ。

  • 「ボルトネックを見つける」

 そしてめざす場所が分かったら、次はその場所に至るまでに邪魔をするものを、全てリストアップする。

 例えば、情報が足りないとか疲れているとか、完璧にしないと気が済まないとか、客観や主観の両方からみた邪魔者を特定する必要がある。

 そしていくつか挙げた邪魔者の中で、一番目標達成に関わる邪魔者だけをピックアップし、最優先で解決できる手段を模索する。

 一つの邪魔者に視点を絞れば、行動を冷静に検証し、どこが本当の問題なのかを見極める事が出来る。

  • 「邪魔者を排除する」

 どんな人間も改善点を見つけ出そうとしたら切りが無い。

 しかし、現状で最も重要なボルトネックを1つだけ取り除くことは、存外それほど難しいことではない。小さなことが、とても大きな結果に繋がるからだ。

 山の頂上になる意志を転がすのと同じで、最初の一押しさえがどうにかなれば、あとは自然にすべてがうまく回り出すようになる。

 そして、それを取り除ければ人生は好転しだすだろう。  

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終わりに

 自分も結構、色んな方面に手を出し過ぎてしまう癖があるので、出来れば記事で紹介したような手法を使って絞って行きたいですね。

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参考文献

・Derek Sivers, “No More Yes. It's Either HELL YEAH! or No," August 26, 2009, http:// sivers.org/hellyeah. [2] "Box CEO Levie at Startup Day," GeekWire, September 24, 2012, https://www.youtube.com/watch?v=W99AjxpUff8. 

・http://www.dhbr.net/articles/-/2598

・Ministers Knew Aircraft Would Not Make Money," Independent, http://www. independent.co.uk/news/uk/ministers-knew-aircraft-would-not-make-money-concorde- thirty-years-ago-harold-macmillan-sacked-a-third-of-his-cabinet-concorde-was- approved-the-cuba-crisis-shook-the-world-and-ministers-considered-pit-closures- anthony-bevins-and-nicholas-timmins-review-highlights-from-1962-government-files- made-public-yesterday-1476025.html 

・Gillman, "Supersonic Bust." 

・Michael Rosenfield, "NH Man Loses Life Savings on Carnival Game," CBS Boston, April 29, 2013, http://boston.cbslocal.com/2013/04/29/nh-man-loses-life-savings-on- carnival-game/. 

・Daniel Kahneman, Jack L. Knetsch, and Richard H. Thaler, "Anomalies: The Endowment Effect, Loss Aversion, and Status Quo Bias," Journal of Economic Perspective 5, no. 1 (1991): 193-206, http://users.tricity.wsu.edu/-achaudh/ kahnemanetal.pdf.

Tom Stafford, "Why We Love to Hoard.. and How You Can Overcome It," BBC News,. July 17, 2012, www.bbc.com/future/story/20120717-why-we-love-to-hoard.

・  http://www.dhbr.net/articles/-/2598

・ Hal R. Arkes and Peter Aykon, “The Sunk Cost and Concorde Effects: Are Humans Less Rational Than Lower Animals?" Psychological Bulletin 125, no. 5 (1999): 591- 600, http:// americandreamcoalition-org.adcblog.org/transit/sunkcosteffect.pdf. 

・James Surowiecki, "That Sunk-Cost Feeling," The New Yorker, January 21, 2013. www.newyorker.com/talk/financial/2013/01/21/130121 ta_talk_surowiecki.

・Daniel Shapero, "Great Managers Prune as Well as Plant," LinkedIn, December 13. 2012,www.linkedin.com/today/post/article/20121213073143-314058-great-managers-prune-as-well-as-plant.

・Sigmund Krancberg, A Soviet Postmortem: Philosophical Roots of the "Grand Failure" (Lanham, MD: Rowman and Littlefield, 1994), 56. en.wikipedia.org/wiki/poiesis

・Concorde the Record Breaker," n.d., www.concorde-art-world.com/html/record breaker.html, accessed September 22, 2013; Peter Gillman, "Supersonic Bust," Atlanti January 1977,www.theatlantic.com/past/docs/issues/77jan/gillman.htm.