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自己肯定感が強い人は意外と健康的かも

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自己高揚の高い方が良い?

 

 自己肯定感や自己高揚のどちらも対してもほとんど違いはないが、よく言う「俺ってスゲー」みたいな人達が自己肯定感が高いと言えよう。

 だが当然、メリットやデメリットは存在する。

 例えば、自己肯定が高すぎる事は問題ないが、本人が使いどころを間違えてしまうと、ただ自画自賛を他人に言いまくる「ウザい奴」になりかねない。

 しかし、今回のメインである健康面に関しては自己肯定とりわけ自己高揚が高い人に軍配が上がるのでは?という話だ。

 ただし、両手話で自己肯定が良いと言わない事に注意して欲しい。

 それでは、早速見て行こう。

 

自己肯定は健康に繋がる

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 そもそも何で自己肯定が健康的だって思った話なんですけど、以下の研究結果とその他の研究者が行った研究から判断しました。

 ホープ・カレッジの社会心理学者のデイヴィッド・G・マイヤーズは、自己評価の関する多くの研究をまとめてこう言いました。

 アメリカの大学入学資格試験委員会がハイスクールの最上級生82万9000人を対象に行ったある調査では、「他人と上手くやって行く能力」で自分は平均以下と評価した人は0%で、60%が自分を上位10%に、25%が上位1%に位置づけた。

 私達の大半は、平均的な同輩と比べて、自分は聡明で、容姿が優れ、偏見が少く、健康で、長生きすると思い込んでいる。

出典元:(1)

 

 そこから更にシェリー・テイラーらが自尊心の調査を行うと自己高揚が高い、つまり他者と比較した時に自己肯定するような人は、生物学的なストレスが低いという結果が出た。

 生物学的ストレスとは視床下部や副腎といった、体温や気分、性衝動の調節に関する部分が感じるストレスを言う。

 自己肯定感が強い人はストレスが発生しても、副交感神経が活動的になり気分の安定やストレスの低下を行うことが出来る。

 しかし、一般的には「ポジティブな考え」は「ネガティブな特性を押さえる」ことによるデメリット方が強調されている。

 まぁ、ザックリ言えばネガティブな出来事が起きた時に意味なく「俺は問題ない!」と考えたりするは、現実逃避に繋がるから良くなという考え方。

 だけど現実を極端に歪めない程度の自己肯定なら、むしろ生理的機能や神経内分泌機能を高めて、おまけにストレスも低下してくれる。(2)

 そこまで悪い話ではにだろう。

 

ネガティブな感情が問題解決能力を低下させる

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 ウォルター・ミシェルとブラウン大学のジャックライトは、問題解決課題の出来に、気分がどれだけ影響するかを研究した。(3)

 大学生のボランティアを集めて、片方で幸せな気分に、もう片方では悲しい気分を想像する様に指示する。

 その後に、参加者達をコンピューター画面に映し出された三次元の立体のペアを次々と眺めて、それが違う角度から映っている二つの立体と同じかどうかを判断した。

 問題の難易度は様々に設定され、いくつか問題を解いたあと個々にポジティブなフィードバックやネガティブなフィードバックを送った。

 すると、悲しい気分でネガティブなフィードバックを受けた人は、自分の出来や評価、次回の課題はどれだけできるか?について大幅に引き下げた。

 逆に幸せな気分に誘導された学生は、未来の成績に大きな期待を抱き、成功体験を思い出し、より好意的な自己描写した。

 

程々の自己肯定感を持とう

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 自己肯定感の話をするとこう考える人がいるかもしれない。

 「でも自己肯定感が強すぎると、自分のことだけをひたすらアピールをするウザい奴になりかねないのではないか?」と。

 多分、多くの人は「自己肯定が強い」せいで、彼らは他人を気にせず何時までも自分の話していられると考えているだろう。

 しかし、実際は自己肯定とは何ら関係のないのだ。彼らに足りないのは、いわゆる共感能力である。

 多くの人は心の中で「小さく自己肯定」をして、口には出さない。それは他人の為でもあるし自分の為でもあると分かっているからだ。

 だが、共感能力が欠けた人は他人の目線で物事が見るられないので、他者がどう感じているか考え無しに話をしてしまう。

 そして最後に過剰な自信がもたらすデメリットもいくつか載せる。

 例えば研究者のトマ・アステブロは、血気盛んなイノベーターが発表した1100近い新発明の運命は、市場に行きついたのは10%で、さらに市場に出た60%が赤字を出していると報告した。(4)

 他にも、患者が病院の集中治療室でまだ存命中に医師が下した診断を、死後の解剖結果と比べると、自分の診断に「ゆるぎない自信」を持っていた医師ほど十回に四回は外していた。(5)

 異様な自信の持ち過ぎも、誤った判断を下す要因になることは相変わらず間違いない。

 むしろ他人や自分についても理解して行動できる人が、高い自己高揚を持つと大きな強みとなり、個人の自尊心や長所も伸ばしてくれる。(6)

 だから自信を持つのも程々にというわけだ。

 

終わりに

 

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参考文献

 

 

  • (1) D. G. Myers, "Self-Serving Bias, " in This Will Make You Smarter: New Scientific Concepts to Improve Your Thinking, edited by J. Brockman (New York: Harper Perenninal, 2012), 37-38.
  • (2) S. E. Taylor and others, "Psychological Resources, Positive Illusions, and Health," American Psychologist 55, no. 1 (2000): 99-109.
  • (3) J. Wright and W. Mischel, "Influence of Affect on Cognitive Social Learning Person Variables," Journal of Personality and Social Psychology 43, no. 5 (1982): 901-914.
  • A. M. Isen and others," Affect, Accessibility of Material in Memory, and Behavior: A Cognitive Loop?," Journal of Personality and Social Psychology 36, no. 1 (1978):1-12
  • (4) T. Astebro, "the Return to Independent Invention: Evidence of Uneralistic Optimism, risk Seeking or Skewness Loving?," Economic Journal 113, no. 484 (2003): 226-239
  •  T. Astebro and S. Elhedhli, "The Effectiveness of Simple Decision Heuristics: Forecasting Commercial Success for Early-Stage Ventures," Managenment Science 52, no. 3 (2006): 395-409.
  • (5) E. S. Berner and M. L. Graber, "Overconfidence as a Cause of Diagnostic Error in Medicine," American Jounal of Medicine 121, No. 5 (2008): S2-S23
  • (6) E. Diener and M. E. Seligman, "very Happy People," Psychological Science 13, no. 1(2002): 81-84; E. L. Deci and R. M. Ryan, eds., Handbook of Self-Determination Research (Rochester, NY: University of Rocheser Press, 2002).