立ち読み本屋

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「感想/書評」【SPRINT 最速仕事術】一週間で作り出す

 

 いまより楽しく仕事が出来るとしたら、それを試さない理由はない。

byジェイク・ナップ


 

 

 

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著者・書籍情報

 

 著者:ジェイク・ナップ

 GVのデザイナーパートナーで「スプリント」の生みの親であり、世界で最も背の高いデザイナーの一人である。

 著者:ジョン・ゼラツキー

 GVのデザインパートナーとして、モバイルアプリから検査報告書、日刊紙までの様々なモノをデザインしている。

 著者:ブレイデン・コウィッツ

 2009年にGVのデザインチームを立ち上げ、ベンチャーキャピタル企業に初めて「デザインパートナー」の役職を導入する

 

 書籍【SPRINT 最速仕事術】

 発売日2017/4/12

 スプリントと呼ばれる方法で、チームを困難かつ時間がない状況でも素早くアイディアを想像して一週間でプロトタイプ作成まで持ち込む仕事術が、書かれている。

 

 

 

どんな人にお勧めか?

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 「チームで仕事をしているけど中々作業が進まない」

 「仕事の問題が難し過ぎてどうすればいいか分からない」

 という人にオススメとなっている。

 本書の中には、適宜分かりやすく画像を差し込んであるので、実践したい時にはそれらを参考にして見ることも出来る。

 

チームの重要性

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 チーム単位での話が主に展開するが、そこではどんな人間をチームに引き込んだ方がいいのかを存分に語っている。

 例えば、決定者。

 この場合は、CEOなどの最終的にそのアイディアを決定して行動に移す許可をする人物を指す。

 なぜそういった決定者が必要なのか?

 彼らもこのプロジェクトの一人という感覚を持ってもらうことで、積極的に意見交換やアイディアを提供してくれる。

 そして何より、プロジェクトが通りやすくなる。

 それもそのはずで、一緒に考えて出来上がったものを選ばない人はいないだろう。

 本書では、それ以外の点についても決定者がいることで起きるメリットを話している。

 

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目標は5日間で短期集中

 

 スプリントは、月曜日に始まり金曜日にプロトタイプの作成まで漕ぎつけるように展開されていく。

 なぜ週を跨がないのか?

 土日が入ってしまえば、先延ばしに支配されてしまうからだ。

 「明日やろう」が良く無いことと同じくらいに、プロジェクトにおいて「来週やろう」は悪い事なのだ。

 その代わりに、5日間は無駄に出来ないのでテキパキ物事が展開して行く。

 例えば、スプリントクエスチョンをホワイトボードに書き出し、このスプリントで課題のどんな質問に答えたいのか?

 長期目標が達成するには、どんな前提が満たされなくてはならないのか?

 などなど言葉を書いて、それにあわせて答えを考える。

 これは、前提や障害をより明確にする働きがあるのだ。

 

マップを作って分かりやすくする

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 マップを作るのは全体の流れを理解するために非常に有効だ。

 まずは「役者」、つまりこのプロジェクトが狙いっている対象の人物。

 それは一般人なのか営業チームなのかは様々だが、ホワイトボードの左端に書く。

 次に、最終的にどうなって欲しいのか?を右端の終わりに書く

 例えば、顧客に商品を買って欲しいなら最終的には「購入」が目標となるだろう。

 マップは一言フレーズと矢印で表現し、無駄に絵を書いたりしないため、絵心などは関係ない。

 そして最後は、チームと逐一マップが正しいのかを確認して修正を加えて行く。

 これをしっかりやれば、長期的な目標に向けたチームの原動力となる。

 

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専門家に聞きまくる

 

 スプリントクエスチョンやマップを元に、専門家に意見をもらう。

 その際には、全員でメモを取り「どすれば」という言葉を軸にして話を聞いて書いて行く。

 その後は、書いたメモを集めてボードに貼って似たような意見をカテゴリーに分けておく。

 そしてよさげなアイディアをその中から決定者を含めた模擬投票して選びだす。

 ただし時間をかけるわけには行かないので、15分程度で決めて行く。

 選ばれたアイディアを改めてマップに追加して再度検討していくという流れになる。

 

幻想を作る

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 話が飛ぶようだが、プロトタイプの制作まで漕ぎつけたとして、そこからが重要となる。

 何を使って製作するのか?掛けられる時間はせいぜい一日に程度だ。

 著者たちは、キーノートと呼ばれるアプリで制作していた。Windowsで言うところのPowerPointに当たるものだ。

 スライドに画像や文字を入れるだけでなく、必要とあらばリンクから飛んでいける。何かのウェブサイトを一から設計するより時間も手間もかかる事がない。

 しかし、だからと言って手を抜くわけではなく、言葉を借りるなら「9割方リアル」「ちょうどいいできばえ」を目指して制作する。

 あくまでプロトタイプだから完璧は無く、失敗はあって当然でそれを改善する為に参加者を招いて実験するのだから。

 しかし、余りにもお粗末な出来のプロトタイプを作れば、参加者はすぐに偽のサイトを見ているという感覚に陥ってしまうのだ。

 だから「9割方リアル」なものを作らなけらば行けない。

 

本を読んだ感想

 

 本は面白いことに、月曜日から金曜日という単位で章が区切られていて、その日ごとにやる事を他の企業の事例を最初に持ってきてから話をするめるという展開方法だ。

 アイディアの想像から形にして実験するまでの手中を事細かに説明されている。

 この様な仕事術の本を見ると、他国の文化、特に日本などで再現性があるのか?という疑問にさらされる事がある。

 何とも言えないところだろうが、確かにこの本に書いてあることを現実でも出来ればスムーズにチームプロジェクトが進むだろう。

 それに何と言っても、何かを決めるのに時間を掛けないところが凄いと感じる。

 特に重要なプロジェクトでは、じっくり考えて進行していくと考えているが、著者たちは3分で発表したり、15分で決めたりと時間を掛けない手法を取っている。

 もちろん、根底にはプロトタイプを作るまでに持って行くという前提があるからできる技で、5日間で優れたモノを作るというわけではない。

 悪までも長期的な目標の一歩を踏み出す為の、一週間と捉えた方が良いだろう。

 だから私が将来チームで何かを行うときは、いくらかの知識は拝借したいと思える内容だった。

 

終わりに

 

 ここまで、見てくださり本当に有難うございます。  よろしければ、「読者登録」や「はてなスター」等を付けてくださると嬉しいです!

 

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