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「感想/書評」【ハーバードの人生を変える授業】

 

 

 

 

 

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著者・書籍情報

 

著者:タル・ベン・シャハー

 ハーバード大学で哲学と心理学を学び、組織行動論で博士号を取得。ハーバード大学で受け持った授業には、学生が殺到し、『ニューヨーク・タイムズ』紙、『ボストン・グローブ』紙などで大きく取り上げられた。

 

 書籍:【ハーバードの人生を変える授業】

 発売日 2015/1/10

 

どんな人にお勧めか?

 

 「人生を変える方法を学びたい」

 「簡単に生活を変えた」

  と考えている人にオススメとなっている。 

   本書は52のweekに分かれて、所々やり方を説明しながら、簡潔に効果のある方法を紹介してくれている。

 

感謝する

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 本書は見開き1ページ程度で書かれている内容が多いのだが、一番最初のページに載っているのは「感謝する」ことである。

 一見すれば当たり前過ぎて、読み飛ばされたり、記憶には残らない可能性が高いものだが、「感謝」には科学的にみても大きなメリットがある。

 心理学者のロバート・エモンズとマイケル・マッカローは、研究の中で毎日1~2分程度の感謝する時間を確保する事は大きな効果があると述べている。

 実験から、「感謝することを考えたグループ」と「何もしなかったグループ」を比べると、感謝をするだけで人生を肯定的に評価でき、幸福感や上がっただけでなく睡眠の質も向上し、体の不調も減ったそうだ。

 そこで著者は、「感謝のノート」を付けてみる事を提案している。

 「あなたが感謝できることは何ですか。自分の人生でありがたいと思う事は何ですか。」

 という問いかけで、毎日何かしら感謝できることを5つ書き留めるように指示をしている。

 その理由も、5つも感謝できることを探すのは大変だが、習慣化できれば普段の生活で他人がしてくれた行為に感謝できるようになるようだ。

 確かに、その考えには一理あると思いピックアップさせてもらった。

 

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失敗から学ぶ

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 失敗から学ぶ事はかなり難しい。

 というのも、人は概ね自分の失敗に目を向けたがらない生き物だからだ。

 それは私自身も痛感するところで、情報にミスがあったり、説明不足や誤字脱字で他人に伝わらない事もある。

 実際、ハーバード大学のジョン・コッターが行った研究によれば、物事を変えようとしている人が相手に計画を伝える際には、通常の1/10しか伝わっていない事を明らかにした。

 その時に、「じゃあ、どうやって改善するか?」と思考を巡らせられる人間は成長していくだろう。

 以前、書評でも書いた【MINDSETマインドセット「やればできる!】でも言っているが、失敗から学べない人は「固定マインドセット」に囚われている。

 「固定マインドセット」とは、簡単に言えば「人間の能力は生まれつき決まっており、努力しても無駄」と考える思考を指す。

 反対に「成長マインドセット」は、「人間の能力は努力して伸ばしたり習得させることが出来る」と考える思考を指す。

 もちろん、あらゆる能力が全て伸ばせるというワケではない。天才にはどうやっても勝てないだろう。

 しかし、少なくとも「努力すればある程度は改善できる」と考えた方が生産的なのは間違いない。

 そして失敗の要因は必ずしも本人の能力だけではなく、その時々の状況も関わってい来る。

 だが、多くの人は失敗から学べない上に、失敗を恐れて行動すらしなくい。

 それに対して「あきらめずに立ち向かうことは、勝ち負けや、失敗か成功かという結果よりも、自尊心にとって、長期的にいい結果をもたらすのです」と著者は述べている。

 と言っても、失敗した時に送られてくるフィードバックは適切かどうかは、見極める必要があるのは確かだ。

 最近では、明らかな誹謗中傷に対して訴訟を起こす芸人や個人が現れ始め、県単位で対策を取る事すらある。

 それ程までにネットのコミュニティは苛烈な側面を持っていると言えよう。

 

安全圏からでる

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 安全圏から出るという事は中々難しい。

 例えば「明日からネット小説書いてみよ」と思う人はいないだろう。

 大よその人は「そんな才能、私にはないから無理」と言うだろう。

 例えば、ある研究で「今の自分の仕事が天職だ」と感じる人の多くは、たまたまその仕事に出会っただけであり、「得意だから」とか「才能があったから」などの理由で無い事が明らかになっている。

 ここで私が何を言いたいのか?

 最初から自分の才能を理解して行動する人は稀であり、プロスポーツ選手も偶然そのスポーツで才能が見つかっただけであり、他のスポーツをやっていたらプロにはなっていない可能性すらある。

 自分の知っている範囲からしか眺めない景色は、さぞかし景観が悪いだろう。

 逆になんにでも挑戦する人は、自分自身の安全圏を超えて冒険をし、様々な人に出会い、助けてもらいながらフィードバックを受け取り、それが例え失敗しても次に活かすことが人の景色は美しく綺麗な景色になっているのだろう。

 そもそも、挑戦しない事が安全であると言う考えにも異議がある。

 流速が早い現代において、1年前の安全と1年後の安全を同一のものとする事は出来ないからだ。

 だから、生き残る為に様々な方法に手を出してトライアル&エラーで成長して行くことが重要である。

 安全圏からの脱出は、今や現代社会で必須になりつつあるの事を改めて理解させられた。

 

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本書を読んだ感想

 正直なところは、珍しくも何ともない事ばかりが書かれている。

 心理学の本や研究をかじった人なら、すぐに本文がありふれた内容と理解できるだろう。

 しかし、そうじゃない人にとっては、とても重要な本になのは間違いない。

 なぜなら、科学的に証明された研究を簡潔な文章と誰でも読みやすいように見開き1ページ程度に納めているのだから。

 心理学はよく分からないという人には、かなりオススメできる一冊であった。

 

終わりに 

 

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