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科学からルックスで見る恋愛の以外な真実とは?

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 顔の魅力を盛る方が効果が高いことを、人々は知っている訳です。

by越智啓太


 

 

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恋愛のルックス重要度はどれくらいか 

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 恋愛の社会心理学研究の第一人者である、ウォルスターの1966年の研究がルックスについて述べている。

 ウォルスターは、大学生の新入生向けの「出会い系」パーティーを舞台にして実験を行った。

 

実験

 

 パートナーが欲しい男女の参加者に会場に来てもらい、初めに何種類かの性格テストを回答させた。

 その結果を元に「コンピューターが最適なカップルだと判断」した相手に引き合わされました。

 その後、二時間半ほどパーティーを行った後で、それぞれの参加者から「相手に対する満足度と、もう一度デートしたいか」について質問しました。

 実はこの実験では、「コンピューターが最適なカップルだと判断」していません。

 カップルは男性の方が身長を高くなるようにした以外はランダムに組み合わせたものです。

 これは、どのような性格の人が「もう一度デートしたい」と判断されやすいかを確かめる実験でした。

 

結果

 

 「もう一度デートに誘われやすい」性格というのは存在しないことが分かりました。

 例えば、外向性が高い性格は一般には「モテる」と考えられやすいですが、外向性とモテやすさの間には、相関性がありませんでした。

 実は実験参加者の「外見的魅力」も密かに評定されていました。受付に現れた参加者の外見を4人の上級生が評定していたのです。

 この評定値と「もう一度デートしたいか」の評定値の相関を取ってみたところ、なんと性格との関係よりもはるかに高い相関が得られました。

 つまり、もう一度デートしたいと思われるかどうか、性格よりも外見に左右されたのです。

 

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出会い系サイトで人は自分の顔を盛る 

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 実際恋愛において顔をはかなり重要であるという事は、多くの人が薄々感づいていることです。

 それを示す現象の一つを紹介します。

 出会い系サイトに登録する時にどうするかという研究です。もっとも多くの人が行っているのは「顔を盛る」ということです。

 たまたま美人やイケメンに取れた顔写真を使ったり、画像編集ソフトで顔を魅力的に加工したりしたものをアップする方法です。

 この現象を研究したのが、コーネル大学の研究者のトーマとハンコックの2010年の研究です。

 

実験2

 

 彼女らは次のような仮説をしました。

 

  1. 人は出会い系サイトで顔をもる
  2. その傾向は元々顔が魅力的でない人ほど顕著である
  3. もともと魅力的な人はより沢山のスナップ写真を投稿している

 

 そこで、オンラインの有名な出会い系サイトに登録している男性40人、女性40人に連絡を取って、実験室に来てもらいました。

 そして、彼らの写真を実験室で撮影しました。この写真と、彼らの出会い系サイトの自己紹介ページにアップされている写真について、49人の大学生が「まったく魅力的でない=1」から「非常に魅力的である=10」までの十段階で評定しました。

 

結果

 

 まず、実験室で撮られた写真より自己紹介ページでアップされている写真の方が、高い魅力度を持っている事が分かりました。

 つまり、みんな自分の写真を「持っている」という第一の仮説は検証されました。この傾向は、男性よりも女性に顕著でした。

 また、実験室で撮られた写真の魅力的でないほど、「盛り」度は大きい事が分かりました。

 さらに、実験写真の魅力度が高い人のほうが、自己紹介ページに自分のスナップ写真を多く掲載しているという第三の仮説も検証されました。

 一方、職業や収入、学歴については「盛る」傾向は観察されませんでした。

 

顔だけで選ぶと後悔する

 

 先の研究で見た通り、顔の魅力は重要です。しかし、それだけはモテたとしても人は、長く付き合う関係を維持できません。

 この問題に答えを出したのがマースタインです。彼は、恋愛のSVR理論を提唱しました。

 この理論では、まず、恋愛から結婚に至るプロセスを3つのフェイズに分けます。そして、それぞれのフェイズでは、恋愛相手の選択において重要な成分が含まれいてます。

 この理論によれば、恋愛の最初のフェイズはSです。刺激(Stimmulus)の頭文字をとったもので、外見的魅力やそばにいるかどうかなど、比較的表面的な情報が重要になってきます。

 次のフェイズはVです。このVは価値観(Value)の頭文字から来ており、お互いの趣味や嗜好、考え方、人間観、価値観などが一致しているかどうかがじゅうようになります。

 じつは恋愛においては顔の良さは、ウォルスターの結果ほど重要ではない可能性があります。

 みなさんも例え美女やイケメンと付き合えたとしても、趣味や嗜好、考え方、人間観、価値観などが一致していなけらば、長い恋愛を続けるのは苦痛を伴います。

 そして最後のRは、役割(Role)の頭文字から来ていて、これは結婚するかどうかの意思決定に関わってくる部分で、お互いの役割をしっかりと取りながら、共同生活を送っていけるかという判断が重要になります。

 「一緒にいるのは楽しいけど結婚相手とは考えにくい」という人がいるのは、VRでは判断の判断基準が異なっているからです。

 

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それでも美人やイケメンが好きな人たち

 

 恋愛プロセス全体を考えてみると、外見的魅力は決定的な効果を持たないというお話をしてきました。

 これは多くの人にとって「ちょっと一安心」というものですが、といはえ、世の中にはそれでもやはり、外見的な魅力を極端に重視する人もいるようです。

 いわゆる「面食い」の人たちです。

 では、どのような人たちが面食いに当たるのでしょうか。パーソナリティー心理学の分野でいままで開発されてきた尺度で、セルフモニタリング傾向があります。

 セルフモニタリングとは、人間が行動する時に、周りからどのようにみられているか、見られるのかを意識して、周囲の状況に適切なるように自分の行動をコントロールする傾向の事です。

 

なぜ面食いはセルフモニタリングが高いかのか

 

 セルフモニタリングの高い第一の理由は、彼らが周りからの視線を常に意識しがちだからです。

 つまり、交際する時に「この人と付き合っている私」は他人からはどのように見られるだろうか、という事を意識しているからです。

 一般に美人やイケメンと付き合っているほうが外からは「良く」見られると思われます。

 そのため、彼らは交際する相手のルックスを気にする訳です。

 一方、セルフモニタリング傾向が低い人は、「我が道を行く」というように相手がどんなルックスであろうとも自分にとって快適であれば気にしません。

 

セルフモニタリング傾向の高い男性は美人とデートしたがる

 

 本当にセルフモニタリング傾向の高い人は、面食いなのか?

 これを直接検討した研究が、1985年のスナイダー達の研究です。

 彼らはデート相手として、「外見は良いが性格は悪い」人と「外見は悪いが性格は良い」人のどちらを選択するかと、セルフモニタリング傾向の関係性について研究しました。

 

実験1

 

 この実験では、ミネソタ大学の32人の大学生が被験者になりました。

 彼らのうち16人はセルフモニタリング傾向が非常に高く、残りの16人はセルフモニタリング傾向が非常に低い人でした。

 彼らには、「これから実験に協力してもらいますが、この実験には、学部生の女子学生と地域のバー・レストランでデートしてもらうことが必要です」と伝えます。

 彼らにはデート候補の二人の写真やプロフィールを見せさせて、相手を選ばせます。

 二人の内の「クリステン」と呼ばれる女性は、見た目は良くないが性格はめっぽう良い。

 もう一人は、「ジェニファー」呼ばれる女性で性格は良くないが、見た目はかなり綺麗です。

 

結果

 

 セルフモニタリング傾向が高い人のうち、69%がジェニファーを選択したのに対してセルフモニタリング傾向が低い人は81%がクリステンを選択しました

 ちなみに、日本でも研究者の角津が大学生100人大して同じような実験を実施しました。

 結果は、先の研究と同様にセルフモニタリング傾向が高い人ほど美人やイケメンを選ぶ傾向が見られました。

 

モテるためにはナチュナルメイクが良い

 

 外見と言っても、とくに妙齢の女性はすっぴんであることはそれほど多くないと考えられます。

 とすると重要になってくるのはメイクですが、実際に魅力との関係性について研究をおおこなって事例を見てみましょう。

 

実験

 

 1989年にキャッシュという研究者が、18歳から27歳のアメリカ人女子大学生37人を対象にして、実験を行いました。

 彼女らに実験室に来てもらい、化粧を落としてすっぴんになってもらい、そこで正面顔と全身の写真を撮影します。

 その後、普段使用している化粧品を使用してメイクしてもらい、同様に写真を撮影しました。

 このすっぴんとメイク後の魅力度について、8人の男性と8人の女性の評定者に採点させました。

 

結果

 

 結果は当たり前のような気がしますが、メイクをすることによって魅力度が向上していることが分かります。

 ただし、女性の評定者の場合にはメイクとすっぴんに差が生まれませんでした。

 この研究では、他人から見た魅力を向上させるだけでなく、自分自身の顔や身体の満足度も向上させることが明らかになっています。

 

ナチュラルメイクとバッチリメイクはどちらが魅力的か

 

 南イリノイ大学のワークマンとジョンソンの研究で、すっぴんでも平均上の魅力度をもっているモデル女性を実験に使いました。

 すっぴん写真、ナチュラルメイク写真、ばっちりメイク写真の三種類を85人の女子学生が評価しました。

 すると、すっぴんは4.5点、ナチュラルメイクは5.4点、ぱっちりメイクは5.7点だったのです。

 そしてこの実験を日本で実施したのが、日本人研究者の東海林です。

 日本の10人の女性にナチュナルメイクとばっちりメイクを施し、それに加えて、ノーメイクの顔を出して印象の違いを7段階評価で評定してもらいました。

 評定項目は「責任感がある」「信頼感がある」「仕事が出来そうだ」「親近感がある」「異性からモテそう」「仲良くなりたい」が含まれていました。

 結果は、ナチュナルメイク方がばっちりメイクより、社会的魅力、プライベート的魅力共に高く評価されていました。

 もっとも評価が低かったのは、ノーメイクでした。つまりメイクをしないよりはした方がよいというわけです。

 日本の多くの人気女優がどちらかと言えば、ナチュナルメイクなのはこの為かもしれません。

 

終わりに

 

 最後のメイクに関しては、わりと当たり前のような気がしますが、いざ調べて見ると意外と予想外の内容だったりしました。

 

 この他にも恋愛に関する様々研究は知識があります。続きを知りたい方は、下記のAmazonリンクから「恋愛の科学」をクリックして購入してみてください。それでは!!

 

 この文は「恋愛の科学」から大部分を引用と参考にして制作されています。

 

 

 

 

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