立ち読み本屋

毎週火曜日と木曜日に書評や雑記の記事を投稿するブログ

告白の成功率を上げる言い方と意識するべきタイミングの科学

f:id:dokusyono:20190930180839j:plain

 

 告白が恋愛初期における最大の難関と言っても良いでしょう。

by越智啓太

 

 

スポンサーリンク

 

 

どのくらい告白し成功するのか?

f:id:dokusyono:20191008201420j:plain

 

 ところで皆さんは、告白は男性が女性にするものだと思いますか、それとも女性が男性にするものだと思いますか?

 告白に関する日本国内の研究を見てると、日本の大学生では大体5~7割らいに告白経験があり性差は検出されていません。

 日本で告白の成功率を示した研究として、2004年に研究者の栗林によって行われた研究があります。

 彼の研究によれば、男子高校生の告白経験率は51.42%、女子高生の告白経験率は48.28%、男子大学生は57.14%、女子大学生59.46%でした。

 また告白成功率は、男子高校生52.78%、女子高生で48.78%、男子大学生64.84%、女子大学生で57.14%でした。

 大体の成功率は高校生で五分五分、大学生で6割くらいです。

 少しデータが古いことと、意外にも成功率が高いのが気になりますが、成功率に関しては、そもそも親密な関係を築いてから告白するケースが多いと考えられるので、この数値は妥当だと考えられます。

 

告白で使うべきワードは何か?

 

 いざ告白するとして、もし相手が自分の愛を受け入れて交際してくれるという事になれば、未来は広がります。

 しかし、もし恋が失敗してしまうと、二人の関係にヒビが入ってぎくしゃくしてしまうかもしれません。

 その意味で告白をするかどうかは重要な選択になります。

 ではどう告白すれば、成功するのでしょうか?

 この問題を検討したのが、法政大学文学部心理学科の樋口らの2001年の研究です。

 この研究では、予備調査で収集された19種類の言語的告白メッセージを片思いの状況と両想いの状況という異なった条件下で聞いた場合、どのような印象を抱くか調査されました。

 

スポンサーリンク

 

3つのタイプから分かる告白の種類

 

 統計的な分析によって以下の三つのグループに分類されました。

 

単純型

「好きです。付き合ってください」

「いつも、君(あなた)の事を考えています」

「ずっと好きでした。付き合って下さい」

 

懇願型

「一生のお願いだから付き合って」

「絶対に幸せにするから、付き合ってください」

「オレ(私)じゃだめ?」

 

理屈型

「最初に会った時からずっと好きでした。付き合ってください」

「君の笑ったところが好き。付き合ってください」

 

 上記のような告白を受けた場合には、告白後の関係がもっとも進展しそうなのは単純型でした。

 その後、理屈型が来て、もっとも効果がないのが懇願型でした。もちろん、告白の相手があなたのことを初めから好きな場合には、片思いより効果は大きかったですが、単純型が最強点は変わりませんでした。

 

「男らしい告白」は意外と逆効果

f:id:dokusyono:20191008201610j:plain

 

 また、この研究ではそれぞれの告白パターンと相手が受ける印象についても集計されています。

 その結果は懇願型は、いずれの印象も悪い方に評価されていました。

 この中で、かなり重要だと考えられるのが「強引さ」です。強引な告白は、ある意味男っぽく強いイメージがあって、相手によっては非常に効果を発揮する可能性があります。

 しかし、もちろん、このような告白は逆効果を及ぼす影響が非常に大きいを言わざるをえません。

 それは、「強引さ」というのは、相手の選択肢を強引に制限している状況だからと言えます。

 心理学では「あなたはこうするしかない」と言われると、逆の事をしたくなることが指摘されます。

 

スポンサーリンク

 

「気持ち+どうして欲しいか」の組み合わせが最強

 

 樋口らの研究で、告白は余計な理屈を抜きで正面からぶつかった方がよいという事になっています。

 「好きです(好意)」+「付き合って下さい(交際)」のどのような組み合わせが有効なのか。

 栗林はこの点も検討してます。彼は、高校生と大学生の時に行われた告白166件、そのうち成功した97件、失敗した69件のデータを取集して、集計しました。

 成功群においては、「好きです!」のような、単純な好意の表明だけの告白の比率はそれほど高くありません。

 おそらく好意の表明だけだと、相手に「で、何がしたいのか」ということが伝わりににくく、相手としても回答しにくいというのが理由だと思われます。

 一方、「付き合ってほしい」とか「デートして欲しい」という言い方だと「はい」あるいは「いいえ」、「考えさせて(まぁ、こう言われたら駄目だと思いますが)」という明確な回答が出来ます。

 回答に困る事が無いように、だから何がしたいのかということをペアにして伝える方がベストでしょう。

 

出会ってからどれくらいで、告白した成功するのか?

 

 栗林は成功者と失敗者のデータ分析から、知り合ってから3か月以内という比較的初期段階が成功率を上げている事を判明してました。

 知り合ってから13か月以上になると、失敗率が増大します。

 また別の研究では、知り合ってから6か月以内、とくに4~6月の時がもっとも告白成功率が高く、それ以上だと成功率が低下しています。

 これは、「告白するなら早い方がいい」という事を指します。

 知り合ってから何カ月も単なる友人や知人の関係を維持してしまうと、それなりの関係で安定してしまいます。

 告白によってこの関係を破壊してしまうリスクが発生してしまうため、友人というカテゴリーにしまった後の告白は失敗する可能性が高いのだと思われます。

 また、コープランドとルイスは2014年の「モテる技術[入門編]」で、モテるための11の内の第9ルールで、「モテる男は、目当ての女性と友達になったり相談したりしない」と述べています。

 まぁ、昨日まで友達としてしか意識していなかった異性の告白など決まりの悪いものはないでしょう。

 

では二人の関係がどこまで行ったら告白するべきか?

 

 当たり前ですが「告白なら早い方がいい」といっても、単なる時間が影響している訳ではありません。

 その短い間にどれだけ関係を築けたかが重要です。お互い話したことのない状況でいきなり告白しても玉砕は免れません。

 そこで、日本の研究に目を向けると告白の可能性を上げるのは、「用も無いのに」会ったり、電話したり、メールしたりすることや、二人でプライベートの時間を共有することだという事が分かります。

 逆に言えば、これらの行動が生じるようになったら、告白のチャンスであり、ここまでに至っていないのなら時期尚早です

 

告白は何時にすれば成功する?

 

 再度栗林の研究を見ると、告白した時間帯に告白の成否についてのデータがあります。

 さすがに、朝や午前に告白する人は少なく、午後や夜に告白する人が多いですが失敗群は午後に告白した場合が多く、成功群は夜に告白した方が多いようです。

 そもそも調査の対象である大学生は、午後は非常に忙しいです(社会人も同じ)。しかもどちらかと言えば、仕事モードや部活モードになっています。

 その為、このタイミングで告白されても余程いい相手出ない限り、困惑して否定的な返事になる可能性が高いです。

 逆に夜というのは、比較的時間の余裕もあり、また、そもそも夜間の告白の場合には学校や学食などのチープな場所ではなく、それなりに雰囲気のよい場所で気持ちに余裕がある状態で告白が行われると考えられます。

 もちろん、時間だけが重要ではない事を注意しなければいけません。汚い部屋での告白や相手がアルバイトに行く直前の告白は、成功率を下げます。

 

終わりに

 

 複数の心理的な要素が絡まって恋愛は成立しているので、告白が成功した後も気を抜かないようにしてください。

 下の併せて読みたい記事に、「生涯を左右する信頼と恋愛の関係性」や「進化心理学から見る、結婚」を載せておくので、是非見て行ってください。

 

 この文は「恋愛の科学」から大部分を引用と参考にして制作されています

 

 

 

 

↓今後も皆さんの為になる本を紹介していくので、是非読者になって頂けると嬉しいです!

↓ランキングに参加しています。クリックして頂けると、さらに多くの方に見ていただける機会が増えます!

 

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

 

 

併せて読みたい記事こちら!

www.ryousyototatiyomi.com

 

 

www.ryousyototatiyomi.com

 

 

 ↓使用画像製作者

unsplash-logo Alejandra Quiroz

unsplash-logo Mayur Gala

unsplash-logo Jonas Kakaroto