立ち読み本屋

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疲れているとミスが多くなりズルもしやすくなる理由とは!?

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 合理的な人間は、誘惑にさらされたら、たまには屈するべきだと。なぜだろう?

 そうすれうば消耗し過ぎずに、次にやってくる誘惑を迎え撃つ力が温存出来るからだ。

byダン・アリエリー


 

 

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なぜ疲れるとしくじるのか

 

 ちょっと考え見よう。

 あなたは大変だった一日を終えようとしている。どこかの店でテイクアウトを頼もうと考えた。

 家から5分以内の距離に三つのお店がある。一軒目は新鮮な野菜を扱う店だ。二軒目は中華料理店。脂っこくしょっぱい匂いを想像するだけでも舌がうずく。

 三軒目はピザ屋さんだ。本場のイタリアンを堪能できるお店を想像して欲しい。

 さて、あなたが体を引きずって行くとしたらどのお店だろうか?

 あなたも多分気が付いてると思うが、ストレスの多い日には、誘惑に屈して健康によくない選択肢を選んでしまう。

 実際、食べるとしたら中華かピザと相場が決まっている。

 疲労とジャンクフードの消費の間にある、この不思議な関係には、単なる想像上の産物ではない。

 

ケーキを食べるべきだ

 

 理性と欲望についてスタンフォード大学のババ・シーブとインディアナ大学のサーシャ・フェドリキンが行った実験がある。

 この研究では、脳内の熟慮的思考(深く考える)を司る部位が占領されている時、誘惑に負けやすくなるという考えを検証した。

 ババとサーシャは、協力者の効果的に考える能力を低下させる為に、心理学の「認知負荷」をかけることにした。

 簡単に言うと、何かで頭がいっぱいになっている状態だと、誘惑に抵抗する認知的余裕がなくなり、誘惑に屈しやすくなるかどうかを調べたのだ。

 

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実験1

 

 協力者を二つのグループに分け、一方のグループには二桁の数字(例えば73)を、もう一方のグループには七桁(例えば23178478)の数字を記憶してもらった。

 協力者は報酬を貰うために、廊下の先にある研究者がいる部屋に行って、正確な数字を答えなければいけない。

 しかし、協力者が部屋に向かう途中にチョコレートケーキやフルーツの入ったカートが置いてあった

 すると研究者が、協力者に対して部屋に入って数字を答えられたら、カートから好きな物を行っていいと言った。

 ただし、どちらを持って行くかは、今決めなければいけない

 そしてどちらか選んだ協力者は、部屋に入って数字を答えてもらう。

 さて、協力者は認知負担が大きい場合(七桁)と小さい場合(二桁)とで、どんな選択をしただろうか?

 

結果

 

 結果はババとサーシャの予想通り、協力者の選択は、数字が覚えやすいか、覚えにくいかに左右された。

 ただの「73」を頭に入れて廊下を進んでいた協力者は、「23178478」を必死に頭の中で復唱していたよりも、フルーツを選ぶ確率が高った。

 脳の高次元がすでに占領されていた七桁グループは、本能的欲求を覆しにくくなり、多くの人が今すぐ喜びを与えてくれるチョコレートケーキに屈したのだ。

 

疲れた脳

 

 熟慮的思考な論理的思考力が占有されると、衝動システムが行動を支配するようになることを、ババとサーシャの実験は示している。

 フロリダ州立大学のロイ・バウマイスター教授が「自我消費」と名付けたものについて考えると、論理的思考力と欲求の間には、さらに複雑な作用があることが分かる。

 例えば、職場でチーズケーキが気になって仕方がないが、真面目に頑張ろうとして、誘惑と戦う。

 昼にはパスタが食べたくなるが、サラダで我慢する。会社を早く退社したいが、プロジェクトを完成させたい。

 こうした状況で、快楽本能があなたを快く満足へと誘うが、あなたの立派な自制心や意志力は衝動にあらがおうとする。

 誘惑に抵抗する大変な努力とエネルギーが必要だというのが、自我消費の基本的な考えだ。

 あらゆる誘惑に一日中「ノー」と言い続けると、誘惑に抗う力が無くなり、そしていつかはチーズケーキを食べてしまうのだ。

 

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自制心の低下は嘘を招く

 

 カトリカ=リスボン・ビジネススクールのニコール・ミードとペンシルベニア大学教授のモーリス・シュバイツァー、そしてダン・アリエリーと他数名が教授が実験を行った。

 彼らは、何かの課題で自制心が消耗したあとで、別の課題で誤魔化す機会を与えられたら、いったどうするだろう?と考えた。

 誤魔化しの量を増やすだろうか?減らすだろうか?

 

実験2

 

 彼らが最初に行った実験は、協力者を二つのグループに分けてた。

 一方のグループには、前日何をしたかという短い作文を、「X」「Z」を使わずに書いてもらった。

 これを「非消耗」条件と呼ぶ。なぜなら、「X」「Z」の文字が含まれた単語を使わずに文章を書くのはそう大変ではないからだ。

 (漢字禁止だと思えばいい)

 もう一方のグループでは、同じ作文だが「a」「n」の文字を使わないように申した。

 この二つ目の課題は「a」「n」を使わずに何かを伝えようとすると、英語では自然に頭に浮かぶ言葉をたえず抑えこまなければいけない。

 (カタカナ禁止に相当するだろう)

 協力者が作文を提出すると更に別の実験をやらせる。数字探しの課題だ。これは、合計が10になるように、5.82と4.18のような組み合わせを見つけたりするように、中々頭を使う。

 そしてそれらの結果を合わせてみた。

 

結果

 

 二つのグループの対照条件同士を比較すると、消耗した協力者と消耗していな協力者との間で、算数の問題を解く能力に差が見られなかった。

 ところが、「X」「Z」の文字を禁止された協力者は少々誤魔化しをしたが、「a」「n」の参加者は、算数の正答数を3問も多く申告したのだ。

 

日常生活での消耗

 

 自分が一日中誘惑にさらされっぱなしだということ、また時間の経過共に抵抗が積みあがってくうちに、誘惑に抗う力が弱まることを自覚する必要がある。

 ダイエットなどで本気で体重を落としたいなら、糖分、塩分、油分を多く含む食品や加工製品を一掃し、新鮮な野菜や果実の味になれることだ。

 それは、フライドチキンやケーキが体に悪いと、分かっているだけからだけではない。

 こいう誘惑に一日中さらされると、ほかの誘惑を撃退するのがますます難しくなるからだ。

 それに消耗を理解することで、自制が必要な状況(退屈な仕事)には、まだ消耗していない日中の早い時間(出来る限り)に済ませるようにした方がよい。

 ただし、そうは言われても、すぐにその通りにできるものではない。

 私達の取り巻く商業的な力(オンラインショッピング、フェイスブック、ツイッター、オンラインゲーム)は、誘惑と消耗の両方を糧にしていからだ。

 だからこそ、あれほど成功しているのだとも言える。

 でも、自制心を脅かされる状況を完全に避ける事は出来ない

 しかし、消耗は役に立つこともあるのだ。

 私達はあまりにも厳しく管理され、多くの制約に縛られていて、衝撃のおもむくまま行動できないと感じる事がある。

 時々は分別くさい大人でいるのをやめて、羽目を外した方がいい。制限のやり過ぎはそれ自体に負荷がかかるから。

 だけど、羽目を外し過ぎて制御が効かなくならないようにご注意を。

 

終わりに

 

 疲れているとミスが多くなるだけでなく、嘘をつきやすくなったり誘惑に弱くなることが分かりました。

 この他にも、人間が嘘をつきやすい瞬間や行動など、様々情報があります。続きが気になったら下記のAmazonリンクから「ずる 嘘とごまかしの行動経済学」をクリックして購入して見てください。それでは!!

 

 この文は「ずる 嘘とごまかしの行動経済学」から大部分を引用と参考にして制作されています

 

 

 

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