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進化心理学から見る、不倫が消えない本当の理由と賃金格差

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 自由な資本主義社会では、男も女も自分の欲しいモノを追い求めることが出来る。ただ、男と女では欲しいモノが違うだけだ。

byアラン・S・ミラー/サトシ・カナザワ


 

 

 

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政治家はあらゆるリスクを失っても不倫をするのか

 

 ダーウィン派歴史学者のローラ・L・ベツィグは20以上も歴史上の政治家や、政治的指導者の配偶行動と繁殖の成功について論文や著作を出してきた。

 欧米の歴史を通じて、権力をもつ男は法律上は一度に一人の妻しかもたず一夫一妻の結婚生活を営みながら、例外なしに愛人なり、女性奴隷をもち一夫多妻の性行動をしてきたと、ベツィグは指摘する。あのクリントン元大統領も例外でない。

 彼らの中には何百人、さらには何千人もの処女からなるハーレムをもった者もいる。権力者たちは妻とは嫡出子をもうけ、他の相手とは非嫡出子を設けた

 遺伝子の包括的な適応度では、嫡出子と非嫡出子の区別はない。嫡出子は父親の権力を継ぎ、多くの場合は彼ら自身もハーレムをもつが、有力な父親は非嫡出子にも投資をする。

 

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多くの女性たちと性関係を持つために

 

 ベツィグのダーウィン主義的な歴史観から言えば、1998年1月21日に有力紙のワシントン・ポストは、クリントン大統領が24歳のホワイトハウスの見習いスタッフと不倫関係にあった事実を報じたが、「ちっとも不思議ではない」と答えるだろう

 人間のあらゆる行動の根底には、繁殖の成功という動機づけがある。繁殖の成功は、人間を含めたすべての生物の存在目的でもある。

 人間の活動の多くは、直接にせよ間接にせよ、意図的にせよ、知らず知らずのうちにせよ(普通は後者)、繁殖にするために権力を手に入れようとする。

 この観点から言えば、男たちが意図的あるいは無意識に、政治家または芸能人等々の権力を代表する職業に志そうとするのは変な話ではない。

 クリントンと他の大統領の違いは、在任中に不倫をしたことではない。進化的には、不倫をしない方が不思議だ。

(肯定はしないが、「宗教」や「法律」が出来るより前から進化の過程ではそうだった事を忘れてはいけない)

 クリントンの遺伝は、DNA鑑定なるものを知らず、クリントンの不倫が実証され、国民の前で不真面目な行為を認める羽目になるとは知らなったことだ。そして祖先の環境にそんなものはなかった。

 

なぜ男は女よりも多く稼ぎ、高い地位に就くのか

 

 すべての工業社会では、女性の方が男性より所得が少なく、職業上の地位が低い。これは資本主義社会か、社会主義社会かを問わず、労働者からホワイトカラーまであらゆる職種について言える事だ。

 

伝統的な社会学の見解

 

 男女の所得格差は、経済学と社会学の中心的な関心事の一つである。この二つの分野の研究者は、問題を三つの要素に分けて考えている。

 

  • 人的資本(教育、職業スキル、訓練、個人の資質)
  • 男女が就く職種の違い(男は製造、建設、運搬、女は、秘書、看護師、教師)
  • 性差別(能力と職種が同じであるのに、男女で賃金に差がある)

 

 男女の賃金格差が、人的資本と生産性の差からくるものなら、大半の社会科学者がそれは公正な処遇であるとみなす。

 ブルーカラーかピンクカラーかの違いによるものなら、特定の職業で賃金の平等をしても、男女の所得差は縮まらない。

 大半の経済学者や社会学者は、標準社会科学モデルの立場から、男女の趣向、価値観、欲求はまったく同じであると考えている。

 そのため、人的資本と男女が就く職種の違いの影響を差し引いた後にも、依然としてのこる男女の所得の格差は雇用者の差別によるものだと主張する。

 しかし、これは直接的な観察から出来た結論ではなく、統計的なデータから導かれたものだ。

 雇用者が「あなたは男だから、高い賃金をあげよう。あなたは女だから、賃金は低くていい」などと言っているのを社会学者が目撃することはありえないだろう。

 仮に言っているとしても、雇用者は表立ってそれを認めないだろう。

 

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男と女では仕事に対する考え方が違う

 

 男女の賃金格差が性差別によるものだと言う主張は、男女は押しなべて同じであることが前提に大きく依拠している。人的資本と職種が同じであっても、所得に影響を与えるような形で、男と女が根本的に違うのであれば、男女の所得格差が差別に起因するという主張は根拠を失う。

 男と女では、金を稼ごうとする欲求や衝動など、内的な趣向や性癖が違うなら、男女の所得格差は、雇用者の差別やいわゆる「ガラスの天井」だけでは説明できない。

 法学者のキングズレー・R・ブラウンは、進化心理学の立場から所得や職種の男女差など職場における性差を論じたパイオニア的な研究を行っている。

 ブラウンは、進化の歴史を通じて、男と女は異なる淘汰圧を受けてきた為に、異なる気質を持つに至ったと指摘する。

 男が繁殖に成功するには、物質的な資源と高い地位が重要になる。何故なら女は自分の子供を守り、多くを投資してくれる、地位の高い豊かな資源を持つ男に惹かれるからだ

 

高い地位には代償がつく

 

 ブラウンによれば、男は金を稼ぎ、高い地位に就く為に、がむしゃらに努力する。アメリカで行われた調査では、収入を仕事選びの重要な基準にする人は、女性より男性の方が有意に多かった。

 長年に渡って女性は男性よりも低い賃金で甘んじてきたからだと、フェミニストは言うかもしれんが、この傾向は10代で特に顕著なので、そういう解釈はあっていない。

 ブラウンが指摘するように、高賃金の職には、長時間労働や、家族と子供の都合にお構いなく勤務地が転々とと変わることや、危険で不快な就労状況といった条件が付きものだ。(株やブログ、在宅ワークでは毎月確実に高額な金額を稼げる保証はない)

 女性はお金が欲しくないわでも、薄給の仕事が好きなわけでもない。まともな頭の持ち主なら、誰だってお金は沢山欲しいと思う。だた、女性は会社で出世したり、高収入を得るよりも「仕事のやりがい」を重視する傾向がある。

(もちろん、女性でも社長や立派な政治家になる人はいるが、そう言う事でない)

 1960年代から1980年代にかけて、フェミニストは女性の賃金は男性の59%に過ぎないと主張した。その後、この数字は修正され、1986年には64%、1987年には70%になり、クリントン大統領の1998年には75%だとフェミニストは言った

 しかしこれは男女の気質の違いを考慮していない稼ぐことに強い同じ強いモチベーションを持つ男女を比較した場合、現在は98%となっている。

 今や統計的に有意な男女の賃金格差は殆どないという結果が出ている。男性の方が明らかに稼ぎがいいというのはもはや過去の話である。

 (日本という文化ではまた違った問題があるかもしれないが、概ね男女の気質的な違いはないと考えられる)

 

終わりに

 

 またまたブラックな話題をぶっこんだ気がしますが、新しい視点を見ると言う意味では良いかもしれませんね。

 

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 この文は「進化心理学から考えるホモサピエンス」から大部分を引用と参考にして制作されています

 

 

 

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