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心理的から、人生の成功を左右する「自己解決型」か「他人依存型」を測る!?

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 これまでどのように生きてきたかと、将来どのように暮らして行きたいのかの接点を、日々の中で発見していくのです。このシンプルな考えを「希望」と呼ぶのだと私は考えています。

byブライアン・R・リトル


 

 

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主体的に人生を生きる

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 私達の行動や人生は、パーソナリティー(性格)と環境が相互に影響しあって形づくられています。しかし、ここで大きな疑問が浮かびます。

 

 運命を決めるものは、自分の行動なのでしょうか?

 それとも、自分でコントロールできる範疇を超えた外部の力なのでしょうか?

 

「運命はどのくらいコントロールできるのか?」は、古代から現代に至るまで、数千年にわたって熱い議論が交わされてきました。

 心理学はこの問題を学術的、哲学的な側面から解決するために大きく貢献してきました。ただし、パーソナリティー心理学は、これと少し異なるテーマを研究対象にしています。

 それは、私達の「信念」がもたらす影響です。「人間は運命をコントロールする主体的な存在なのであり、運や偶然は僅かな役割しか果たしていな」という確固たる信念を持っている人もいます。

 一方、「いいことも悪いことも何が起こるは外部の力によって決まっている」という信念を持つ人もいます。

 この重要な問いに答える為には、自分自身の考えを知る必要があります。

 

「自己解決型」と「他人依存型」がわかるテスト

 

次の文を読み、まったく同意しない場合は「1」、ほとんど同意しない場合は「2」、どちらかと言えば同意しない場合は「3」、どちらでもない場合は「4」、どちらかと言えば同意する場合は「5」、ほぼ同意する場合は「6」、完全に同意する場合は「7」として、1~7のどの数字が当てはまるのか考えてみてください。

(紙とペンのご用意を)

  1. 懸命に努力すれば、大抵の望むものを達成できる
  2. 計画を立てられたら、その通りに実行できると確信している
  3. 純粋な技能を必要とするゲームよりも、ある程度の運が関与するゲームを好む
  4. 決意をすれば、ほとんど何でも学ぶことができる
  5. これまでに成し遂げてきたことはすべて、自分の努力と能力によるものである
  6. 達成を目指して努力することが辛いので、通常は目標を設定しない
  7. 不運によって、ものごとの達成が妨げられることがある
  8. 本当にそれをしたければ、ほとんど何でも可能である
  9. 仕事上で起こるほとんどのことは、自分のコントロールを超えている。
  10. 自分にとってあまりにも難しいことに取り組み続けるのは無意味だと思う

 

採点方法

 質問1、2、4、5、8、のスコアを合計し、それに35を加えます。この値から、質問3、6、7、9、10のスコアの合計を引きます。この数が、貴方のスコアです。若年成人のスコアを基準にした場合、60以上が「自己解決型」、48以下は「他人依存型」とみなされます。

 (これらのテスト結果は、慎重に解釈するするように)

 

 これは心理学用語で「ローカス・オブ・コントロール」と呼ばれるものです。ここでは、表現を簡略化する為に、問題を自分のコントロールできると考えている人を「自己解決型」、他人や環境に依存する人を「他人依存型」と呼びます。

 この「人生をコントロールしているという感覚」は、性格の一部と見なしてもいいくらいに安定して変わらないものではありますが、経験によって変化する場合もあります。

 また多くの研究結果では、「自己解決型」のほうが、幸福度や成功に大きくプラスの影響をもたらすことを示しています。

 

「流されやすさ」の法則

 

 同調圧力の影響力を証明した、初期の社会心理学の有名な実験があります。被験者は6人で実験室に入れられ、画面に瞬間的に表示される2本の線が同じ長さかどうかを訪ねられます。

 これはかなり単純なテストで、線の長さは明らかにまったく違うものを示してします。しかし、1人ずつ順番に答えを尋ねられると、先の5人は2本の線の長さを「同じ」だと答えて行きます。

 そして、被験者の番になります。じつは、先の5人の被験者はすべてサクラです。線の長さは明らかに違うのに、同じだと答えるのはサクラゆえです

 これは、集団の中にいると、「他のメンバーの意見に同調しなければならない」という強い圧力が働くことが証明された実験です。被験者は、自らの判断が誤っていると知りながらも、集団に同調しようとしていたのです。

 しかし、その後の研究で、この同調圧力に「耐性」がある人たちがることもわかりました。それが、自己解決型の人たちです

 自己解決型の人は、明らかに長さの異なる2本の線を、他の被験者が同じだと答えるのを見て当惑したはずです。

 しかし、他者依存型の人が周りの意見に合わせる傾向が見られるのに対し、自己解決型の人には、自ら判断した答えを述べることを躊躇しない傾向が見られました。

 

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自己解決型は「設計的アプローチ」で目標を達成する

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 自己解決型の人は他者の影響を受けにくく(しかも、単に頑なに自分の意見を曲げないではなく、論理的、体験的に腑に落ちれば意見を変える)、チャンスや運命に左右されず、正当な技能に基づいたパフォーマンスに多くの労力を投じることがわかっています。

 さらに重大な違いがあります。目標達成において、自己解決型の人は、目標達成を達成するために必要な手段を明確にし、事前に計画を立てて準備しようとします。

 これを裏付ける初期の研究に、アメリカの学校における成績優秀者を分析したコールマン・レポートがあります。

 このレポートでは、優れた成績をとるための最大の予測因子は、「知能」や「社会経済学的地位」などといった事前に予測された因子ではなく、自己解決思考の度合いであることがわかりました。

 仮釈放の資格がある囚人を対象にした研究でも、自己解決型の人が事前準備をすることを示す例が見つかっています。自己解決型の囚人は、他者依存型の囚人よりも、刑務所の仕組みや、仮釈放が適応される条件、刑務所長にアピールする方法などをよく理解していました。

 

「コントロール」を奪われると、パフォーマンスが落ちる

 

 騒音ストレスの実験を紹介します。

 被験者は実験室で、簡単な事務作業を行いますが、その際、装着したヘッドフォンから爆音が不定期に聞こえてくるようになっています。いつ爆音がするかわかりません。人体に危険なほどではないものの、ジェット機のエンジンのすぐ近くに立っているときに聞こえるのと同じくらい不快なノイズです。

 また、作業中の被験者の自律神経系の覚醒レベルも測定します。

 この不定期の爆音の中で作業を終えると、被験者は他の被験者と一緒に狭い部屋に入れられて今度は別の作業を指示されます。

 他の被験者には、「爆音を聞かされずに作業をした被験者」と、「爆音のタイミングを事前に知らたれいていた被験者」がいます

 ロックフェラー大学で実施されたこの実験の大きなテーマは、「人間は騒音のストレスを適応できるかどうか」を調べることでした。

 最初のうち、ヘッドフォンから爆音が聞こえてくることで、被験者の自律神経系の覚醒レベルも正常に戻りました。

 ところが、後続のタスクのときに、ノイズに適応してエネルギーを消耗したことによるマイナスの影響が見られました。爆音を不定期に聞かされたグループには、爆音を聞かされなかったグループと比較してミスが多く、苛立ちや他者への敵意を露わにする傾向が見られたのです。

 では、被験者が「爆音をコントロールできる」という感覚を持っていた場合は、どうなるでしょうか?

 その答えは、この実験のバリエーションから得られます。まず、タイミングを知らされたうえで爆音を聞かされた被験者は、主観的なストレスも低く測定されました。

 

何時でもボタンを押せるという感覚

 「いつでもボタンを押せえる」という感覚は、自己解決型の行動パターンに通じると考えています。すなわち、自己解決型の人は、日々のストレス要因に対処するために、必要に応じて押すことのできるボタンをいくも持っていると見なせるのです。

 厳しい試験が控えている時には、「一生懸命に勉強する」ボタン、素敵な異性に出会ったら「魅力的に振舞う」ボタン、将来が不安なときは「楽観的に考える」ボタンを押すのです。

 まとめると、自己解決型の人は、他者の言動にむやみに流されず、リスクを回避し、大切な目標を達成するためにしっかりとした計画を立てます。将来の大きな報酬の為に、目先の報酬を先送りにできます。また、日常生活のストレスにうまく対処でき、ストレスの悪影響もあまり受けません。

 まるで欠点がないようですが、しかし全てにおいて万能な人間はいません

 

コントロール感があるがゆえに不幸になった老人たち

 

 このテーマで注目されていた分野に「老年学」があり、老人ホームの入居者を対象にして、日常のコントロール感と幸福についての研究が盛んに行われていきました。1976年のエレン・ランガーとジュディス・ロンディンの研究は、コントロールのレベルをわずかに変化させることによって、入居者に大きなメリットがもたらされることがわかりました。

 しかし、これとほぼ同時期にリチャード・シュルツらが行った実験は、予想外の結果をもたらしました。

 介護施設によっては老人たちが人と触れ合う機会が余りありません。そこでデューク大学の学生を不定期に訪問させて交流させました。

 その際に、あるグループの入居者には、学生にいつ訪問してもらうか決められるようにしました。別のグループは、自分達で学生の訪問日時を決めることは出来ませんでした。

 予想通り、訪問日時をコントロールできた入居者は主観的な幸福度、健康は、コントロール感を持たないグループより高まっていました。

 ところが、学生の卒業に伴い、施設への訪問は唐突に(おそらくは入居者への十分な説明もなく)終了しまいました。その結果、入居者は突然コントロールの感覚を失いました。

 その後のフォローアップ調査によって、学生の訪問に対するコントロール感を持っていたグループは、コントロール感を持っていないグループよりも、健康や幸福度に著しい減少が見られました。

 何かをコントロールしているという感覚が、突然失われたらどうなるのか?コントロールの損失は文字通り重大なものであり、極端な場合には致命的なものになるのではないでしょうか。

 

終わりに

 テストを是非やってみてください。もし「他人依存型」だった場合でも、限度はありますが自分の行動を意識的に直していくことで、あるい程度は抑え得ることができます。

 他にも人生を豊かにする様々心理テストや心理学的知見など様々な情報があります。この話の続きを知りたい方は、下記のAmazonリンクから「自分の価値を最大にするハーバード大学の心理学講座」をクリックして購入して見てください。それでは!!

 

 この文は「自分の価値を最大にするハーバード大学の心理学講座」から大部分を引用と参考にして制作されています。

   

 

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