立ち読み本屋

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科学的に、「マルチタスク」は無駄である事が判明!

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 心配無用。あなたには十分な時間がある。問題は、どんな時間の使い方をするかだ。さぁ、外にでよう。

byデボラ・ザック


 

 

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膨大な情報の誘惑に惑わされない

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 私達は常に気が散っている。この状態が続いてうまくいくはずがない。近年のテクノロジーの発展により、社会には非現実的な要求が生まれた。

 おびただしい数のメディアがひっきりなしに流す情報の奔流を吸収するのが当然だと言う、風潮が生まれた。その結果、私達は常に「アクセス可能」であることが求められている

 こうした非現実的な要求に応じようと、私達は複数のタスクに注意を分散させるようになった。

 マイクロソフトの元バイスプレジデントで作家・コンサルタントのリンダ・ストーンは、こうした状態を「継続的な注意力の断片化」と呼んでいる。

 つまり、押し寄せる情報の波に、現代人がうわべだけの注意を断片的に向けているに過ぎないことを見抜いたのであり、この状況は悪化の一途をたどっている

 こうした過負荷に対処するには「マルチタスクをするしかない」と誤解している人が多すぎる。

 そもそも人間の脳は、一度に複数の事に注意を向けることが出来ない。

 それでは私達は、マルチタスクをしている「ふり」をする。マルチタスクは「見せかけ」にすぎない。

 

タスクからタスクに「スイッチ」しているだけ

 

 脳は注意を要するタスクに対処しながら、同時に流れ込んでくる情報を処理することが出来ない。

 スタンフォード大学の神経科学者エヤル・オフィル博士は「人間はじつのところマルチタスクなどしていない。

 タスク・スイッチ(タスクの切り替え)をしているだけだ。タスクからタスクへ素早く切り替えているだけである」と、説明している。

 こうした行動を続けているとマルチタスクをしているような気分にはなるものの、現実的には、脳は一度に二つの事は出来ない

 そのうえ、注意をあちこちに向けいると、効率が落ちる。

 さらに、マサチューセッツ工科大学のアール・ミラー博士は「なにかをしている時に、べつのこと(タスク)に集中することは出来ない。

 何故なら二つのタスクの間に「干渉」が生じるからだ。人にはマルチタスクをこなすことなど出来ない。

 「できる」という人がいたら、それは単なる勘違いだ。脳は勘違いをするのが得意である」と述べていた。

 手短に言えば、マルチタスクは不可能であり、一般に「マルチタスク」と考えられている行為は「タスク・スイッチング」にすぎない。

 タスクの切り替えには0.1秒とかからないため、当人はその遅れに気が付かない。

 

効率を下げずに「同時にできる」タスクはなにか?

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 なかには「私は食洗器から皿を取り出しながら会話が出来る。ラジオを聴きながら運転だってできる。それってマルチタスクでしょう」と憤然と言い返してくる人もいる。

 ミシガン大学のデヴィッド・マイヤー博士は、次のように明言している。「たいがい、脳は複雑な二つのタスクを同時に処理することができない。その二つのタスクが脳の同じ部位を使わない場合は例外となる

 マルチタスクとは二つ以上の活動を同時におこなおうとした結果、少なくとも一つの活動に十分な注意を向けられなくなることを意味する。

 とはいえ、意識的な努力が必要としない活動は、メインの作業と同時におこなうことができる。

 例えば、近所のスーパーまで車を運転してくのは、どうといことのない行為かもしれない。

 大半の人は車を運転しながら同乗者と会話を楽しんだり、ラジオでニュースを聴いたりできるはずだ。(どちらとも、推奨はしないが)

 逆に、免許を取得したばかりの人であれば、運転に完全に集中しなけらばならないだろう。用心に越したことはない。

 うっかりなにかに気を取られたりすると、曲がるべき道を通り過ぎたり、簡単なファイル整理で書類をいつものと違う場所に置いてしまいかねない。

 その原因は、脳がその活動に一時的に注意を向けていなかったことにある。無意識のうちにこなせる作業と、注意力が必要な作業とを混合するのは危険だ。

 あと音楽を聴きながら作業のも同様にマルチタスクとなる。よく「音楽を聴くと集中できる」言うが、それは単なる勘違いであって根拠はない

 作業の5分前に聴くのは、作業への士気を高めてくれる。しかし、作業中では逆に脳が注意を向ける場所を分散してしまうので集中力が無くなってしまう

(また歩きスマホは、マルチタスクのデメリットを表した典型的な例である)

 

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「シンプルに考える」ための時間をつくる

 

「シンプルに考える」こともまた難しいと感じている人が多い。シンプルに考えたいのなら、一日の間に「ひとりでじっくりとかんがえごとをする時間」を決めるのが良い。

 毎日10~15ほどの時間を設けて、頭の中を整理する。人によっては、散歩をすると頭の中がすっきりする人もいるだろう。

 ほんの数分瞑想するだけで、散歩をすると頭のなかがすっきりする人もいるだろう。一日にたった5分でもそうした時間をとる事は十分に価値がある。

 

1日2回「空白タイム」をつくる

 

 普段のタスクスケジュールを作成する際には、かならず毎日2回、アポや打ち合わせなどのスケジュールをいれない30分の時間を設け、その時間に予期せぬ出来事を対処したりしよう。

 この時間を「空白のタイム」と呼んでいる。空白タイムを毎日設けるには強い意志が必要となるが、多忙をきわめる経営層のなかにも、実際にこのシステムを活用している人はいる。

 たとえば、次から次へと途切れなく会議が続くと、仕事は絶望的に遅れてしまう。だが、毎日、あらかじめ空白タイムをスケジュールに組み込んでおけば、その時間を活用して、長期的なプロジェクトの達成に向けて集中して作業に取り組む事もできる

 さらに、おしゃべりな同僚に仕事の邪魔をされても、空白タイムを使えば挽回できる。だいいちスケジュールに一切の余裕がなければ、とんでもない非常事態が発生しても、対処できない。

 

「内省の時間」で共感力が上がる

 

 どうやら、人はじっくり考える時間を避けるためたな、どんなことでもする気になるらしい。バージニア大学で行われたある実験は、心理学界と神経科科学界で物議をかもした。

 実験では一人の被験者がひとり、部屋に取り残される。室内には、押すと自分に電気ショックが与えらることになるボタンだけがある。

 すると室内に取り残されたから6分以内に、被験者の大半がひとりで考え事をする不快感に耐えられなくなり、自分で電気ショックを与えるボタンを押した。

 なお、この被験者は実験前に質問された時に「電気ショックを受けずに済むならカネを払うほうがいい」とまで答えていた。

 ひとりですごす時間を避けていると、どれほどの多くのものを失うか、考えてみてほしい。あるイタリアの研究によれば、自分を見つめれば他者に共感する能力が高められるそうだ。

 

メモすることで「集中」が可能になる

 

 1つの作業に集中している最中に、ほかの事についてのアイディアが閃いたら、あとで考えられるようにそれを書き留めておくのだ。

 スマホの「メモ」機能でも良いし、紙のメモ帳でもいい。アイディアが閃いたり、なにか重要なことを思い出したりしても、それが現在の作業と無関係なら、そちら注意を向けてはならない。ひとまずそれを書き留めて、すぐに本来の作業に戻るどろう。

 

「フロー」に入ると、シングルタスクになる

 

「没頭する」とは、目の前の作業に完全集中することを意味する。ある作業に完全集中すると、私達は「フロー」の状態に入る。

 「フロー」とは心理学者のミハイ・チクセントミハイが著書「フロー体験   喜びの現象学」(今村浩明訳 世界思想社)で紹介した考え方だ。

 一つの作業に没頭すると「フロー」の状態が生まれる。すると、その行為に完全に集中し、普段よりずっと高い能力を発揮できるようになる。

 フロー体験をするなら、一つの事に集中するシングルタスクを実行しなけらばならない。

 一つの作業に没頭すると、創造性が高まり、自信を持てるようになり、素晴らしい成果が上げられるようになる。

 

終わりに

 

 マルチタスクをする価値はほどんどありません。一つずつ作業を終わらせていくシングルタスクを行うほうが、結果的に早く物事が進みます。

 この他にもシングルタスクの活用法など様々な知識があります。続きを知りたい方は、下記のAmazonリンクから「SINGLETASK  一点集中術」をクリックして購入して見てください。それでは!!

 この文は「SINGLETASK  一点集中術」から大部分を引用と参考にして制作されいてます。

 

 

 

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