立ち読み本屋

毎週火曜日と木曜日に書評や雑記の記事を投稿するブログ

最新の科学から、自然は癒しより長生きする為にも必要だった?!

f:id:dokusyono:20190928212018j:plain

 

 自然が本来の力を発揮して、町はその様子を見守り、人はその中で遊んでいたのだ。

byフローレンス・ウィリアムズ


 

 

スポンサーリンク

 

 

自然のバリアフリー効果

 

日本の森林セラピー

 

 秩父多摩甲斐国立公園には巨木が連なる日本でも有数の森があり、日本の健康科学の最新理論を実践するうえで理想的な場所となっている。

 「森林浴」とは1982年に行政が提唱した「造語」であるものの、その核には五感を通じて全身に自然を浸透させるという太古の神道と仏教の修養がある。

 

千葉大学の試み

 

 千葉大学の宮崎教授は2000年に研究費として文部科学省と農林水産省から2億6000万の森林セラピー費用と自費として1億2000万を調達した。

 宮崎教授は、10年で100か所の森林セラピー基地を認定する計画を立て,そして実際に基地を訪れた人たちに、協力施設に立ち寄って血圧の測定などを行なってもらう事で実験データを集めた。

 すると活動が段功を奏したのか、少しずつ全国各地にセラピーロードが認定され、さらにごく少数ではあるものの森林医学を専門にする研究する医師まで現れるようになった。

 

森林浴はナチュラルキラー細胞を増やす

 

f:id:dokusyono:20190928212212j:plain
 

 2008年に日本医科大学で環境医学の免疫学者だった「李卿」は、東京都在住の中年ビジネスマンの一団を森に連れて行った。

 そして、三日間の間で2時間から4時間ほど森の中をハイキングしてもらって、その3日後に、血液検査をしてたところNK細胞が40%も増えていた。

 さらに実験から、「一週間」や「一か月」を経過しても、NK細胞は森で過ごす前のよりも15%高かった

 

NK(ナチュラルキラー細胞)とは

 

 白血球の一種であるNK細胞は、全身をめぐりながら腫瘍やウィルスに感染した細胞に「自己を破壊せよ」と命令を出して破壊させることで、体を守る細胞である。

 ところがストレスや加齢、農薬といった要因で減少してしまう。そこで自然がストレスを軽減するのでNK細胞が増えるのではないかと、李卿は考えていた。

 

森じゃなくても効果がある

 

f:id:dokusyono:20190928210445j:plain
 

 似たような実験で、13人の被験者をホテルに泊めて、1部屋にはヒノキから抽出したオイルを加湿器にセットした。他の部屋には何もセットせずに、その効果を確かめた。

 結果は、ヒノキ香りが漂う部屋で睡眠を取った被験者は三日後にNK細胞が20%も増加した。

 被験者は、「疲労感が軽くなったと」報告している。

 

スポンサーリンク

 

最初の5分間で内なる自然

 

衰えつつある嗅覚

 

 残念ながら、現在は人間の極めて鋭い嗅覚が衰える一方らしい。スウェーデンの古遺伝学者のスヴンテ・ペーボは、ネアンデルタール人のゲノム解析により、ネアンデルタール人がアジアに生息していた初期のホモサピエンスと交配したことを発見した。

 彼は遺伝子学的証拠から私達の嗅覚が急激に衰えていると述べていた。

さらにそれだけでなく、人間の脳の大きさと筋肉組織は、最終氷河期でピークを迎えてそれ以降は、歯は小さくなり、遠くを見る視力も衰えた。

 共同体を作り始めると、一人で野生環境で生き抜く必要がなくなり、間違いなく頭も鈍くなった。

 

臭いで行動が変わる

 

 ディーゼル車の排気ガスに含まれる物質が、神経管や肺に悪影響を及ぼす。私達の寿命を縮めることは、科学的に立証されている。

黒色炭素は、排気ガスや焚火やコンロなどの燃焼によって吹き出される「微粒子」が原因となて、世界各地で年間210万人もが命を落としている

 逆に良い匂いは、体に良い影響をもたらす。例えば、あるお店から良い匂いが漂ってきたら、私達は店内に入ってぐずぐず長居をする。

またある実験によれば、柑橘系の匂いを嗅いだ被験者はランチを済ませた場所をきれに掃除することがわかった。

(もし、お店でレモンが水に入っていたら、テーブルを貴方に掃除をして欲しいのかもしれない)

 

一か月に5時間から始める

 

最低ラインは一か月に5時間

 

 フィンランドのリサ・トゥルヴァイネンのチームは、ある研究で都会に暮らす3000人を対象に、自然の中で過ごしたあとの気分の変化とストレスの軽減について尋ねた。

 すると一か月に5時間、自然の中で過ごすと、最大の効果を得られることが判明。トゥルヴァイネンはさらに深く分析するために、新たな実験を実施した。

 30分間のんびり森林公園内で過ごしてもらってから、15分間じっと座ってもらった。そして質問に答えてもらって、唾液を採取し、血圧と心拍数を測った。

 すると有意な結果が出た。整備された公園や森林公園の中では、都心のストレスから「回復した」という感覚を被験者が感じていた。

 さらに緑がある場所で過ごす時間が長くなるほど、気持ちが上向いたという報告が増え、その効果は自然豊かな森で過ごした人の方が高かった。

 

庭の中の都市

 

人間の家畜

 

 広範囲の医学文献を分析したところ、都市部の住居者は非都市部の住居者と比較して、不安障害の罹患率が21%、気分障害の罹患率が39%増大し、統合失調症の罹患率は倍増することが分かった。

 都市部で暮らしていると、脳の中の扁桃体(恐怖心を司る部分)や恐怖心やストレスを調整する前帯状皮質の脳梁膝周辺部が活性化する。

また、ポルトガルの研究では、緑地とは対照的な「灰色一色」の工業地帯に隣接する地域に暮らしいていると、ストレスに対処する「処理能力が低下」して、物事を楽観的に考えられなくなることが判明した。

 

まずは、ぶらぶら歩きから始めよう

 

記憶力と自然

 

 研究者のデビヴィッド・スレイヤーは、ユタ大学が運営する植物園レッドビュート・ガーデンを利用した実験を行った。

 参加者を三つのグループに分けて、「植物園をただ歩くだけのグループ」と「携帯電話を掛けながら歩くグループ」、そして「なにもしないグループ」に分けた。

 30分間歩かせた後に、対象物を認知し、記憶するテストを受けて貰った。すると「ただ歩くだけのグループ」が他のグループに比べて、テストの正解率が80%と高かった。他のグループでは30%で同程度だった。

 デビヴィッド・スレイヤーは、自然の中での散歩は認知機能を高めるが、邪魔なテクノロジーがその効果を台無しにしていることが検証できたと言っていた。

(つまり公園で歩きスマホをする人は、二重に損をしている)

 

終わりに

 

 まぁそう言っても、行き成り森に行くことは出来ないだろう。だから、まずは近所の公園や部屋に観賞用の植物を置いて緑を増やそう。 そうすれば、創造性も上がる上に気分も改善される。

 

続きの内容を知りたい方は、下記のAmazonリンクから「NATURFIE 自然が最高の脳を作る。最新科学でわかった創造性と幸福感の高め方」をクリックして購入して見てください。

 

 この文は、「NATURFIE 自然が最高の脳を作る。最新科学でわかった創造性と幸福感の高め方」から大部分を引用と参考にして制作されています。

 

 

  

 

 ↓今後も皆さんの為になる本を紹介していくので、是非読者になって頂けると嬉しいです!

 

↓ランキングに参加しています。クリックして頂けると、さらに多くの方に見ていただける機会が増えます!

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

 

併せて読みたい記事はこちら!

www.ryousyototatiyomi.com

 

 

 

 

 ↓使用画像制作者

unsplash-logo Tim Swaan

unsplash-logo Zoltan Tasi

unsplash-logo Drew L

 

いつも、はてなスターを押して下さり本当にありがとうございます。 お陰様でモチベーションを維持することが出来ています。これからも皆様の為になる本の紹介していきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします