立ち読み本屋

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心理研究から、お金がないと考えるほど貧困に陥る事が判明?!

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 お金がある。だがそれを操るのは人でなければならない。

byクラウディア・ハモンド


 

 

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お金は麻薬かそれとも手段か?

 

 お金と脳の関わりを探そうとする時、神経科学は中々に興味深い事実を教えてくれる。

 「お金の見込み」=お金をあげようと言われたけど、まだ「札」も「クーポン券」すら貰いっていない状態は、お金を貰った時と同じ効果をもたらさなない。

 見込みの場合は脳の別の部位が活性化して、人間の脳がお金が手に入る「見込みの」状態と「現物のお金」(割引券でもいい)を手に入れた状態を区別して見ています。

 つまり、例えその場で使えなくても人がお金を欲しがるのは、お金そのモノが欲しいからなのです。

 

守銭奴が死を恐れないわけ

 

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 心理学者のトマシュ・ザレスキウィツが、ポーランドの首都ワルシャワで行ったとある実験を紹介します。

 この実験は死に対する不安感を測る質問をいくつか行いましたが、面白いのは、死についての個々の考えを知るための質問では無いところです。

 ザレスキウィツは質問前にある課題を与えました。それは、参加者の半分に「お金」を数えてもらい、もう半分には数字の描かれた「紙」を数えてもらいました。

 その結果、「お金」を数えたほうが、死に対する不安が「紙」を数えた参加者に比べて5分の1近く軽減されていた事が分かりました

 他にも様々な実験を行い、人は死を思うときには「お金を使う事」よりも、「所有している」ことで自分の気持ちを慰めていることが分かった。

 

損得勘定と行動のつじつま

 

 インドの経済学者のセンディル・ムッライタンは、無料の食堂に集まる貧困層の人たちに次の質問をしてみました。

 「ある家電を50ドル安く買うために、45分かけて別の店に行くのかどうか」

この場合、家電の値段が100ドルなら50%の確率で45分の道のりを行く理由になるだろう。

 しかし、家電が1000ドルなら50ドルの為にわざわざ足を運ぼうとは思わないでしょう。

 ところが、無料食堂に集まる人にとっては50ドルの割引はどんな金額であろうと無視できなかった。

こうした損得勘定をする時、私達は必ずしも理にかなった判断をしているとは限らない。

 ハッキリ言えば、家電が1000ドルならば45分かけて50ドル値切るより、その時間で何か有益な事をすると考えるのもある意味正しい。

 つまり、私達は「安くなる」よりも、どれだけ自分が「楽を出来る」かで判断している。

 

9つの心理的収納袋

 

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 1982年に日本の研究者が、以下のような発見を発表しました。

 「小遣い」の勘定一つ見ても、女性は自分の小遣いを9つの心の感情に分類している。

 「日用品必需品」、「小さな贅沢」、「文化・教育」、「へそくり」、「安全」、「服・化粧」、「お出掛け」、「雑費」、「良い暮らし」の9個の袋です。

 

例えば、お祭りなどで「ジュース一本350円」の出店を見つけたとして、あなたは買いますか?

 普段は「ジュース一本150円」しか払わないのに、「お祭り」と言うだけで倍の値段で売られている商品を買ってしまう事があります。

 これは心の「お出掛け」袋に入っているお金を使っているからです。普段は「日用品」や「雑費」の袋からお金を出しているので高額な買い物をしません。

 しかし、お祭りや旅行は「お出掛け」から勘定を出すので普段よりも高い買い物をしています。

 心の勘定を理解して置くことで、買い物判断がとっさに出来るようになって、それぞれの状況でどこまでなら出せるかも判断できるようになります。

 お金の使い方が荒い人は、まず心の9個の袋を意識して生活すると、出費を自制しやすなります。

 

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貧しい人を嫌悪する心

 

 2006年、プリンストン大学の神経学者ラサナ・ハリスとスーザン・フィスクが脳内スキャン装置を使ってある実験を行った。

 参加者にいくつかの人物画像を見てもらい、その反応を調べた。すると、ホームレスの画像を見た人は3/2が嫌悪を示した。逆に金持ちの画像を見た時は、前頭前皮質内側が活性化した。

 これは、脳細胞が目の前の人(金持ち)を同類の人類と認識したのだ。逆にホームレスは、前頭前皮質内側ではなく、嫌悪感に関わる領域が活性化した。

つまり私達は、片隅に生きる人間(貧困層)に対して非人間化をしていたのだ。

 

貧困と負のループ

 

 世の中には、貧しいのは自業自得だと考える人がいる。その理由の一つに、その人達が「公平世界信念」信者だからだ。

 「公平世界信念」は、世界は全体的に公平な場所であり、人間は概ね「行いに見合ったもの」を手に入れると考えることです。(つまり努力は必ず報われると考えること)

 1992年の調査結果を見ると、哀れみから怒りや憎悪まで様々な意見があるが中で、敵対的な考えを持つ人ほど公平世界を信じる傾向にが強かった。

 様々な実験を通して私達は、自分でも気がつかない内に金持ちをそうでない人よりも優遇することがあるらしい。逆を言えば、無意識のうちに貧しい人を差別している

 

 

お金の心配が知能指数を下げる

 

 ハーバード大学の心理学者で、貧困が認知機能に及ぼす影響の研究者であるサトウキビ農家を対象とした論文を書いた、センディル・ムッライナタンは米国のショッピングセンターで調査を行った。

 「参加者に車の修理をすると仮想を想像してもらう。」

 あるグループには修理代が1500ドルと言って、もう片方のグループには150ドルと言った。続いて参加者に二つの認知テストを行い、参加者の成績を判断した。

 結果から分かるのは、富裕層の参加者は150ドルでも1500ドルでも成績に変化がなかった。あまり裕福でない層は、1500ドルのグループがずっと成績が悪かった

 これはあくまで仮想の話で、実際に請求された訳ではない。しかし、お金の心配は参加者の認知能力を大きく下げたのです。

お金の心配をするほど、お金の心配で頭が一杯になる。他の事に集中できなくなり、貧困から抜け出す為に正しく判断できない事が多くなる。

思考の貧困という罠

 

 心理学者のアヌジ・シャーが世界屈指の名門である、プリンストン大学である実験を行った。

学生たちにクイズゲームをやらせて、片方のグループには「回答の時間が長い」時間長者の権利を与えて、もう片方のグループには「回答の時間が短い」時間貧困の権利を与えた。

 クイズは前半と後半に分かれて行われたが、前半の成績は時間長者グループと時間貧困グループどちらとも大差がなかったが、後半に時間貧困グループには、制限時間を長くする権利を与えた。

 ただし、権利を使うたびに元々の持ち時間を2秒づつ減らされてしまうが。

結果は、時間貧困グループが「今数秒手に入るのなら」、「後でその倍を失ってもいい」と考えていたため、成績が一番悪かった。

 このことから分かる事は、まず何か足りない状況になると、思考に圧力がかかり、判断を誤りやすくなることだ。

 名門大学生に自分の首を自分で絞める真似をさせたのは、学力や才能ではなく彼らの置かれた状況だった

 

お金の循環型は貯まりやす

 

 貯蓄行動についてある調査で、参加者に現実的な思考を持って進めたところ目覚ましい成果が表れた。

まず、参加者が貯蓄に関して自分について過去の成功と失敗をよく考えるように言われ、次に二週間後の自分がいくら貯金できているか予想をさせた。

 驚いた事に、この手順を踏んだグループは、ただ将来の事を考えたグループに比べて貯金の総額は70%も多かった。

 だがさらに驚いたのは二週間後、循環型思考のグループは貯金した額が目標の予想額よりも上回っていた。そして別のグループよりも80%も多かったのです。

つまり、貯金をする時には漠然と将来の事を考えるのではなく、二週間後や一か月単位で考えて行動するとお金が貯まりやすことがわった。

 

おわりに

 

 根本的にお金に対する考えを変えなければいない事が分かりますね。

今回紹介した以外にも「お金と幸福について」や「価格に適性があるか」など様々な心理的思考が存在します。

続きを知りたい方は、下記のAmazonリンクから「193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実」をクリックし購入して見てください。それでは!!

 

この文は「193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実」から大部分を引用と参考をして制作されています

 

  

 

 

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